お正月にふさわしい紅白の色合わせに、黄柚子で彩りを添えて。
「しわの寄るまでまめ(元気)で長生き」できますようにという願いをこめて、村田家ではしわのよった黒豆をつくります。凍りこんにゃくは最後に入れて白く仕上げるので、豆の黒に映えます。
古くから正月料理としてつくられていた、たたきごぼうは、「根気がつく」「家の土台がしっかりする」などから縁起がよいとされています。
「田づくり」は祝い肴、三種のうちのひとつです。「五穀豊穣」「子孫繁栄」を願ってつくります。
塩を完全に抜くのではなく、ちょうどよい塩加減に残すのがポイント。
香味野菜やあかとうがらしをきかせて、砂糖や塩を減らします。野菜不足になりがちなお正月にはたっぷり準備しておきます。
揚げてから煮るので高エネルギーになってしまうオランダ煮を、電子レンジと煮汁で解決します。これで油脂も気になりません!
ほんのり甘い卵味は、はし休めにうれしい一品です。砂糖を控えた分、磯の香りで風味豊かにしています。
コクのあるさけとかみごたえのある昆布で満足感をアップします。
「松風焼き」とはけしの実を表面にふって焼いた物のことです。ここでは低脂肪のむね肉を使い、エネルギーダウン。全体の半分が野菜なので、ヘルシーで、しっとりした食感が楽しめます。電子レンジでスピーディに少量からつくれるのが魅力です。
煮る時間は、沸騰してからたったの3分です。半熟卵も煮汁に浸して、おいしさを移します。
時間のかかるせん切りを薄切りに変えて、なますにします。輪切りのきんかんで彩りと甘い香りをまとわせます。
かぼちゃなら、さつまいものきんとんで必要な「皮むき」、「水にさらす」が不要です。
蒸し煮の缶詰を使えば、あっという間に煮上がります。2色の豆を合わせておめでたい配色に。
はんぺんを混ぜれば、オーブントースターで焼くだけで、しっとり軽やかなだて巻きが完成!完全になめらかになるまですりつぶすことがポイントです。
ホロッと骨からはずれるほど、柔らかく煮たスペアリブが、うまみの素です。時間はかかりますが、ベースをたくさんつくっておけば、仕上げのみそを、キムチやコチジャンに代えて何度も楽しめます。
意外な発想ですが、しっかりとおいしい黒豆のポタージュです。黒豆を圧力鍋で蒸し煮にすると、皮が浮かず、うまみも逃げません。
ぎんなんやゆで卵などの“お宝”をたっぷり巻き込んで蒸します。好みの厚さに切ってどうぞ。
七つの食材で七福です。薄味で炒り煮にするので、野菜がたっぷりとれます。切り干し大根を使うので、歯ごたえよしです。
卵黄の黄色が、えびの朱色と相まって華やかです。若菜を散らし、先駆けの春を感じます。