1月7日の朝、一年の無病息災を願って食べる、春の若菜が入った行事がゆです。行事がゆに入れる餅は、かゆ柱と呼ばれ、新一年、その家を守る神様が宿ると信じられてきました。
単調になりがちなおせち料理に、ピリッと辛みのきいた一品で変化をつけます。前日につくって一晩おけば、あとは切るだけ。肉も程よく引き締まってきれいに切りやすくなります。
おせちの定番である松風。みかんを使ってひと工夫します。刻み込んだ皮の芳香で、爽やかなおいしさです。手で成形すれば、あとはオーブンにおまかせ。
えびは腰が曲がるまでの長寿、里芋は子孫繁栄を願います。健やかな一年を過ごせるようにと心をこめて。
紅白のなますは祝いの料理にふさわしい、鮮やかな色合いです。柳原家では、干し柿でほんのりと甘みを加え、柚子の皮で香り高く仕立てます。大根とにんじんの割合は、10:1。この割合がちょうどよく、上品に仕上がります。
手間がかかるおせちの定番・だて巻きのかわりにおすすめするのが「ふくさ卵」。半端に余ったおせちの食材を加えれば、残り物とは思えない、彩り豊かな一品です。卵焼き器1つで気軽につくる方法をご紹介。
お正月やおもてなしにおすすめの一品。
石川県の夏祭りやお正月に欠かせない、お祝い料理の一つ。卵を散らしたべっこう色の寒天は、ほんのり甘じょっぱく、さっぱりとしたしょうがの風味です。フルフルした口当たりを表すような、ユーモラスな名前も印象的!
白身魚を芯にして焼き上げる、淡く上品な味のだし巻き卵です。
具がなるととみつばだけというシンプルなお雑煮です!
白みそのこうじのおいしさと豆の風味が雑煮全体を包み込みます。ゆっくりと煮立てるので餅がとろ~り、濃厚な味わい。真っ白な色合いは見た目にも温かく、一口で気持ちがホッとなごみます。
塩こうじをまぶした鶏肉をじっくりと煮て、うまみを出します。シンプルな具で、餅のなめらかな味わいを楽しみましょう。
塩こうじにつければ、厚切りのぶりでも中まで味がしみ込みます。身もしっとりして美味しいです。
おせちの定番、きんとんと黒豆でつくる一口サイズのお菓子です。2つを合わせて布巾などでキュッと絞るだけで簡単につくれますよ。
オレンジ色がかったきんとんは、さつまいもと一緒に干しあんずを煮てつくります。あんずの甘酸っぱい風味が加わって爽やかなおいしさ!
さつまいもをフードプロセッサーでつぶして練り上げます。最後に水あめを加えて、つややかに仕上げましょう。
はんぺんの代わりに、かきをペースト状にして生地をつくります。生のりを加え、磯の風味豊かできれいな緑色に仕上げます。
はんぺんや卵をフードプロセッサーにかければ、簡単になめらかな生地が完成。中までしっかり火が通るようにアルミ箔(はく)でふたをして焼き上げましょう。
一年の豊作の願いを込めてつくられる祝い肴(ざかな)です。田の肥料にいわしをまいたことから田作りと呼ばれるようになったといわれています。電子レンジにかけてカリッとした食感に仕上げます。
数の子は子孫繁栄を表す縁起物です。しっかり塩ぬきをして味を含ませるのがポイント。あらかじめ小さく切って、塩ぬきの時間や漬け時間を短縮します。