稲作の肥料として使われたことからその名が生まれた「田作り」。豊作を祈ってかみしめたい一品です。
赤、黄、白。3色の彩りが美しいなますです。材料を薄切りや角切りなどにしてあえるだけ。
えびは、ひげが長く、腰が曲がっていることから、老人に見立て、長寿を願う心が込められています。うす口しょうゆで煮ると、えびの紅白の色が鮮やかで美しいです。
脂がのって一年で最もおいしい時期の「鰤」という字が、師走が旬であることを表しています。出世魚なので、縁起もよく、お正月用いる魚として最適です。
古くから正月料理としてつくられていた、たたきごぼうは、「根気がつく」「家の土台がしっかりする」などから縁起がよいとされています。
北海道の郷土料理「松前漬け」は、糸を引く粘りがおいしさのもとです。
蒸し煮の缶詰を使えば、あっという間に煮上がります。2色の豆を合わせておめでたい配色に。
白菊に見立てたやさしい味の酢の物です。焼き物の口直しに最適です。
くちなしの実と一緒にゆでて、「金団(きんとん)」(豊かな財宝)の字にふさわしい黄金色に練り上げます。さつまいもは金時を使うと、しっとりとなめらかに仕上がります。
味よし、姿よしの極意は、柔らかく煮た豆を薄い砂糖みつに浸すことです。漆黒の宝石のような黒豆を召し上がれ。
パリパリとサラダ感覚で若い方にも好評な、梅型のなますです。盛りつけのアクセントに。
しょうがの風味ですっきりと仕上げます。甘みを抑えて豆本来の味が楽しめます。
シャキシャキの歯ごたえが楽しいれんこんのなますです。
じゃがいもなますは、長野(野沢温泉)の郷土料理。シャキシャキの歯ごたえがおいしい。
ゆずの香りも高い漬け地に浸して焼き上げます。最初に塩をふり、余分な水分を取って身を締めるのがポイント。
ごちそうたっぷりのおせちの中で、しみじみおいしいシンプルな煮物です。
小さいながら尾頭つきのおめでたさ。ごまめをパリっといること、煮汁をしっかり煮詰めることがこつ。
今年もまめまめしく健康に、と願いを込めて。早めに作って毎日火を通すと、味もよくしみ、色もきれい。