冷やし中華
暑くなると、無性に食べたくなる、夏の定番メニュー。ひんやりとしたのどごしの麺に、食感を引き立てる3種の具をのせ、鶏肉のゆで汁でうまみを足したたれを添えます。
写真: 野口 健志
*1人分
*鶏肉を冷ます時間は除く。
材料
(2人分)
- ・中華麺 (生) 2玉
- ・鶏もも肉 1枚(250~300g)
- 【A】
- ・ねぎ (青い部分や芯) 3cm
- ・しょうが (薄切り) 3~4枚
- ・きゅうり 2本
- ・トマト (大) 1コ
- 【たれ】
- ・鶏肉のゆで汁 (煮詰める) 大さじ2
- ・しょうゆ 大さじ4
- ・酢 大さじ2
- ・砂糖 大さじ1+1/2
- ・ごま油 大さじ1
- ・塩
- ・こしょう 少々
- ・酒
- ・ごま油 少々
つくり方
鶏肉に塩・こしょう各少々をふる。熱したフライパンに皮を下にして入れ、皮が薄いきつね色になったら裏返し、身のほうはサッと焼く。
ゆでる前に皮をこんがり焼いておくと、冷めてもおいしい。
鍋に鶏肉がかぶるくらいの水と酒(水:酒=5:1)を入れ、【A】を加えて沸騰させる。鶏肉を入れ、再び沸騰し始めたら、弱火にして約20分間ゆでる。鍋の中でそのまま冷まし、完全に冷えたら、薄切りにする。ゆで汁はとっておく。
【たれ】をつくる。2のゆで汁約カップ1/2をこして小鍋に入れ、約1/3量(大さじ2強)まで煮詰める。鍋底を氷水に当てて冷やし、上に固まった脂を取り除く。ほかの【たれ】の材料と混ぜ合わせ、冷やしておく。
きゅうりは塩をふって板ずりし、サッと洗う。皮むき器で皮をしま目にむき、斜め薄切りにしてから細切りにする。トマトはヘタをくりぬいて横半分に切り、種を除いて薄切りにする。どちらも、冷蔵庫でよく冷やしておく。
水けが多いトマトは、切ってから塩少々をふってざるに上げ、余分な水分をきる。
中華麺は手でもみほぐし、中心の塊をほぐしておく。
しっかりほぐしておくことで、ゆで上がりが均一になる。
大きめの鍋に熱湯(3リットル以上)を沸かして中華麺を入れる。菜箸で大きく返しながら、麺をほぐす。袋の表示時間どおりにゆでて素早くざるに上げ、流水でぬめりを落とす。
芯がなくなるまでゆでると、冷やしたときにちょうどよい堅さに。ただし、ゆですぎないように注意。
粗熱が取れたら、氷水に入れて全体をよくもむ。完全に冷たくなったら、再度ざるに上げて水けをきり、ごま油少々を回しかける。器に盛り、2と4の具をのせ、【たれ】をかける。
【目指すポイント】
麺はコシを出し、つるりと食感よく。
◆麺の仕上げにはごま油を!◆
中華麺は最後にゆで、冷やしてコシを出しましょう。水けをきったあとに、ごま油を回しかけて全体に行き渡るように混ぜると、水けがさらにきれ、麺がくっつきにくくなります。また、油でコーティングすることで麺がのびにくくなります。
このレシピをつくった人
西部 るみさん
逗子在住。中国料理と日本料理の教室を主宰。食材の組み合わせと調理の配合の妙から生まれる、繊細な味わいの料理が人気。
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