夏野菜たっぷりのカタルーニャ料理をヒントに生み出された一皿です。
自然のチキンブイヨンと、新たまねぎのうまみの間合いを、大麦がつなぎます。
ピザトーストに、スパゲッティに、卵料理にと、広く展開できるトマトソース。 さわやかな後口と香りです。
仕上がりのきれいな赤みを生かすため、煮汁を使い回しません。梅干しを入れておくと、日もちもよくなります。
揚げることで、煮汁の味を含ませやすくします。歯ごたえよく、柔らかくなりすぎないよう煮上げます。
里芋は洗って風に当てておくと、皮をむくときに手がかゆくなりません。下ゆでせずにすぐに煮ます。
味を含ませやすくするため、豆腐には「す」を入れます。田作りをつくった鍋を利用して、底に残ったうまみを豆腐に焼き付けましょう。
しみじみと味わい深いこんにゃくの煮しめです。淡泊なこんにゃくは、薄切りにし、味がよくしみ込むようにします。
肉やしいたけのうまみで、淡泊なごぼうを煮ます。ごぼうのうまみは皮の近くにあるので、皮はむきません。
口当たりの柔らかい、しっとりとした肉だんごです。クビ骨を砕いて加えると、なおいっそうおいしくなります。
戻し汁のうまみを利用して、ゆっくりと煮汁を含ませます。
正月料理に使う昆布だし、一番だし、二番だしは、一連の流れの中でつくれば、苦になりません。辰巳流だしのとり方で、丁寧なうまみのあるだしを。
だしのよしあしのみが、椀(わん)の味を決めます。最上の一番だしをとって使います。
稲作の肥料として使われたことからその名が生まれた「田作り」。豊作を祈ってかみしめたい一品です。
子孫繁栄を祈念する気持ちが込められる数の子。手でちぎると、上品な味に仕上がります。
“まめに働けるように”との願いを込めて、つややかに煮上げます。
スペインを訪れた際に地元の主婦に教わった、やさしい甘さの卵料理です。黄身をくずし、ソースとからめて。
煮込んだハンバーグは味わいが深まります。トマトのさわやかな香りを添えたハンバーグは、やさしい母の味です。
ゆでたてスパゲッティとあえるだけで、本格的なイタリア料理の味に。余分な調味料は不要です。
具をいろいろと用意しておけば、子どもは主体的に「ハムと卵って合うのかな」などと考え、選びはじめます。