たらこスパゲッティ
わずかに焦がしたバターの香りとコクがたらこにぴったり。からし明太子でも、もちろんおいしいです。
写真: 大山 克巳
*1人分
材料
(2人分)
- ・スパゲッティ (太さ1.4mm) 160g
- *フェデリーニの名前でも販売されている。
- ・たらこ 1/2腹(100g)
- ・バター (食塩不使用) 60g
- ・パルメザンチーズ 30g
- ・刻みのり 適量
- ・塩
下ごしらえ・準備
1 たらこは薄皮から出す。
つくり方
冷たいフライパンにバター50gを入れ、中火にかける。バターが溶けて広がり、縁の一部が茶色く色づいて香りが強くなったら、スパゲッティのゆで汁大さじ2を加え、それ以上焦げるのを止める。
最初にスパゲティをゆではじめる。バターを焦がすのは一瞬。色づきはじめると、すぐに全体が茶色くなり、香りも焦げ臭くなってしまうので、手早くゆで汁を加える。その際、はねやすいので、やけどに注意する。
味をみて、やや塩味が薄く感じる程度に調える。塩味を濃くしたいときはスパゲッティのゆで汁を、薄くしたいときは水少々を加える。保温できる程度のごく弱火にする。
2に、ゆで上がったスパゲッティの湯をきって加えてサッとからめ、火から下ろす。たらこを加え、耐熱のゴムべらなどでほぐしながら、よくあえる。
火にかけたままでは、たらこに火が通りすぎて、食感が悪くなる。
バター10gを加えて風味をつけ、パルメザンチーズも加える。フライパンを軽くあおるようにして全体にからめたら、器に盛って刻みのりをのせる。
【スパゲッティのゆで方の基本】
1 たっぷり湯を沸かし、塩を入れる。
湯は、ゆでるパスタの10倍以上の量(100gで1リットル以上)が目安。湯が沸騰したら1%の塩(水1リットルなら10g)を入れる。この塩で下味をつけ、コシをだす。
2 パスタを入れる。
放射状にしてくっつかないように入れ、湯に沈める。タイマーを袋の表示時間より1~2分間短くセットする。
3 再び沸騰するまで混ぜる。
ゆではじめのころはくっつきやすいので、全体を混ぜてくっつかないようにする。沸騰したら火を弱めて、フツフツと静かに沸いている程度の火加減にする。
4 ゆで加減を確認する。
表示時間の1~2分前にセットしたタイマーが鳴ったら、1本取って指先でつぶすか、食べてみて、針くらいの芯が残っている程度だったら、ちょうどよいゆで加減。
5 ざるに上げる。
パスタをざるに上げて湯をきる。このとき、ゆで汁はソースの濃度を加減するのに使うので、捨ててしまわずにとっておく。
このレシピをつくった人
落合 務さん
東京・銀座にあるイタリア料理レストランのオーナーシェフ。素材の持ち味を生かし、手をかけすぎずにつくるレシピが人気。料理のコツをテンポよく伝える姿がテレビや雑誌で話題になり、多くの人を魅了する。
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