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きょうの料理レシピ

ミートソース

肉のうまみがしっかり感じられるミートソースです。あまりお肉を混ぜすぎずに、じっくり焼いて鍋底からこそげとるように混ぜてください。

ミートソース

写真: 鈴木 雅也

材料

(つくりやすい分量)

・合いびき肉 500g
・たまねぎ 1/2コ
・にんじん 1/4本
・セロリ 1/2本
・ブーケガルニ 1コ
*香りづけに使う。ローリエ1枚でローズマリー1枝、セージ2枚(いずれも生)をくるみ、たこ糸で縛る。市販品でもよい
・赤ワイン カップ1
・トマトの水煮 (缶詰) 2缶(約カップ2)
・塩
・こしょう
・オリーブ油

つくり方

1

ソフリットをつくる。たまねぎ、にんじんはみじん切りにする。セロリは包丁の背でたたきつぶしてからみじん切りにする。

2

厚手の鍋にオリーブ油大さじ3を入れて火にかける。1とブーケガルニを入れ、弱火で10分間ほどじっくりと炒める。ブーケガルニは取り出す。

! ポイント

ソフリットとは、香味野菜をじっくり炒めて水分をとばしたもののことで、煮込み料理のベースになる。ブーケガル二とともにあめ色になるまでしっかりと炒めて、野菜の甘みと香りを濃縮させる。

3

合いびき肉に塩小さじ2/3、こしょう少々をふって両手でふんわりと軽くほぐす(原則的には味付けは肉の下味のみでよいので、しっかりと塩をふる。そしてほぐしすぎない)。2の鍋にオリーブ油大さじ3を加え、肉を入れて中火で炒める。むやみにかき混ぜず、ここでしっかりと焼き色をつける。

! ポイント

ひき肉をほぐそうとするあまり、力いっぱいかき混ぜて肉から水分を出してしまう、これがいちばんまずくするやり方。肉は多少ゴロゴロしているぐらいのほうが食感もよいので、触りすぎず、かといってほったらかしすぎず、しっかりと焼き色をつける。

4

火を強め、赤ワインを加えて煮詰める。汁けがなくなり、音がパチパチとしてきたら、手でつぶしたトマトの水煮を缶汁ごと加える。沸いてきたら火を弱め、15分間煮込んで水煮トマトの水分をとばす。

! ポイント

十分に肉のうまみと香ばしさを引き出したところに、赤ワインを一気に加える。ここでもしっかり火を通して水分をとばして、ワインのうまみを凝縮させる。そうして煮詰めてはじめてトマトの水煮を加える。

5

味をみて、足りなければ塩適宜を加える。

! ポイント

でき上がってから少し時間をおいたほうが味がなじんでおいしい。またミートソース・スパゲッティにする場合は、フライパンにミートソース適宜を入れて弱火で温め、ゆで上げたスパゲッティ、バター・すりおろしたパルメザンチーズ各適宜を加えて全体を混ぜる。

きょうの料理レシピ
2004/07/20 定番おかず・プロのコツ

このレシピをつくった人

落合 務

落合 務さん

東京・銀座にあるイタリア料理レストランのオーナーシェフ。素材の持ち味を生かし、手をかけすぎずにつくるレシピが人気。料理のコツをテンポよく伝える姿がテレビや雑誌で話題になり、多くの人を魅了する。

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