豚バラ肉の煮込み 黒酢風味
バルサミコ酢、ブルーベリー、黒酢の酸味で脂っこさが抑えられ、子どもも年配者もおいしく食べられます。
写真: 木村 拓(東京料理写真)
*1人分
*豚肉をマリネする時間は除く。
材料
(4人分)
- ・豚バラ肉 (塊) 600g
- 【A】
- ・バルサミコ酢 大さじ6
- ・ブルーベリーピュレ 大さじ約2+2/3(40g)
- *市販。手に入らなければ、ブルーベリージャムを裏ごしし、水少々を加えてのばしたもので代用してもよい。
- 【煮汁】
- ・紹興酒 大さじ2
- *または酒。
- ・砂糖 大さじ4+1/3強
- ・しょうが (薄切り) 1かけ分
- ・にんにく (たたきつぶす) 1かけ分
- ・ねぎ (青い部分) 1本分
- ・水 カップ3
- ・しょうゆ 大さじ2+2/3
- 【B】
- ・砂糖 大さじ5+1/2強
- ・水 少々
- ・黒酢 大さじ6
- ・オイスターソース 大さじ1+1/4
- ・水溶きかたくり粉 少々
- *かたくり粉を3倍量の水で溶く。
- ・塩
- ・こしょう
- ・強力粉
- ・サラダ油
つくり方
豚バラ肉と【A】をボウルに入れる。これを冷蔵庫に入れ、時々返しながら4~5時間浸しておく。
バルサミコ酢とブルーベリーピュレに肉を浸し、味を含ませる。
肉を取り出して塩・こしょう各少々をふり、全面に強力粉を薄くまぶす。1の肉を浸した【A】はとっておく。
薄力粉より強力粉のほうがダマにならず、きれいに焼き上がる。
フッ素樹脂加工のフライパンまたは鍋にサラダ油適量を熱して2の肉を入れ、トングなどで面を返しながら、強火で全面に焼き色をつける。
強力粉をまぶして全面を焼きつけることで、肉のうまみをとじこめる。
3の脂を捨て、肉を煮込み用の鍋に移す(フッ素樹脂加工の鍋で焼いた場合は同じ鍋のままでよいが、肉から出た脂は取り除く)。しょうゆ以外の【煮汁】の材料を加えて火にかけ、【煮汁】の量が肉の半分の高さくらいを保ちながら(煮汁が少なくなったら、水を少しずつ足す)、弱めの中火で40~50分間煮込む。途中、30分間ほど煮込んだら、しょうゆを加える。
肉が煮上がったら取り出し、アルミ箔をかぶせて温かいところに置き、保温しておく。【煮汁】もとっておく。
別の鍋に【B】の砂糖と水を入れて強火にかけ、少し茶色っぽく色づいたら弱火にし、濃いあめ色になるまで煮詰め、カラメルをつくる。ここに黒酢を加え、強火で少し煮詰める。
2の【A】を6に加え、中火で煮詰める。色が濃くなり、1/4量くらいになったら5の【煮汁】を加えて混ぜ、こす。
7を弱火にかけて静かに煮る。脂が浮いてきたら、ていねいにすくい取る。オイスターソースを加えて混ぜ、水溶きかたくり粉を加えてとろみをつける。
5の肉を食べやすい大きさに切って器に盛り、8のソースをかける。
煮汁を肉の半分の高さに保って蒸し煮にすることで、肉から味が抜け出すのを防ぎ、柔らかく仕上げる。
◆「豚バラ肉の煮込み 黒酢風味」のソースで楽しめるレシピ◆
蒸しサンドイッチ
このレシピをつくった人
熊谷 喜八さん
東京・銀座をはじめ、フレンチ料理をベースにした無国籍料理をはじめ、イタリアン、チャイナ、カフェ、ケーキショップやソフトクリーム店などを展開している。
つくったコメント