きょうの料理レシピ
ザワークラウト
キャベツを塩でもんで乳酸発酵させた、ドイツの冬に欠かせない保存食。ビタミンを豊富に含むほか、手ごろでおいしい旬のキャベツを丸ごと1コ使いきることができるのも魅力です。
写真: 吉田 篤史
エネルギー
/230 kcal
*全量
調理時間
/10分
*水分が上がってくるまでおく時間、 発酵、熟成させる時間は除く。
材料
(つくりやすい分量)
- ・キャベツ 1コ(約1kg)
- 【A】
- ・ローリエ (ちぎっておく) 1枚
- ・ジュニパーベリー 3粒
- *あれば。ねずの実。ヒノキ科の植物で肉料理によく使われる。
- ・キャラウェイシード 少々
- *セリ科のスパイス。甘く爽やかな香りとほのかな苦みがある。
- ・塩
つくり方
1
保存瓶(容量約1リットル)は煮沸し、ボウルは熱湯をかけて殺菌する。
2
キャベツは外側の葉を除き、4等分に切る。堅い芯を取り、太めのせん切りにする。
3
2の重さを量ってボウルに入れ、分量の2%の塩をふり入れてしんなりするまで手でもみ込む。
4
【A】を混ぜ、手でギュッと押し込みながら、保存瓶に詰める。
5
表面をラップで覆い、水を入れた瓶など(約200g)をのせておもしにする。水分が上がってくるまで常温で数時間おく。
! ポイント
水分が十分に上がってこない場合は、2%の塩水をキャベツ全体がつかるまで注ぐ。
6
おもしを取ってラップごと軽くふたをし、バットにのせる。常温で3~6日間おいて発酵してきたら、ラップで覆ったままふたを閉め、冷蔵庫の野菜室で約2週間熟成させる。
! ポイント
発酵すると中身が膨張するため、ふたは軽く閉めておく。水分もあふれ出るので、バットにのせておくこと。あふれたら、キャベツ全体がつかっている状態を保つ程度に水分を捨てる。小さな泡が出て、酸っぱい香りがしてきたら、発酵している合図。
全体備考
【保存】
冷蔵庫で約半年間保存できる。
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このレシピをつくった人
門倉 多仁亜さん
ドイツ人の母と日本人の父を持つ。料理好きの祖母直伝のドイツ家庭用理を、日本でもつくりやすい材料やレシピで紹介している。
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