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きょうの料理レシピ

秋の減塩献立

塩分量が少なくて低カロリー、なのにおいしい、驚きの減塩献立。満腹感ではなく、満足感を追求した献立は毎日でも食べたいものです。

秋の減塩献立

写真: 蛭子 真

エネルギー /547 kcal

*1人分

塩分/1.2 g

*1人分/可食塩分量(実際口に入る塩分量)

つくり方

全体備考

●減塩献立がよくわかる4つの質問

1.なぜ、減塩が注目されているの?

厚生労働省は1日の塩分摂取量の目標を男性で9g未満、女性で7.5g未満に設定しています。でも日本人の成人1人当たりの平均塩分摂取量は約11g。目標値を大きくオーバーしており、改善が求められる数値です。

2.減塩献立って何?

ここで紹介する減塩献立には5つのルールがあります。
(1)おかず4品に150gのご飯をつけて合計600kcal未満にすること。
(2)塩を0.1g単位で量り(0.1g単位の計量スプーンはインターネットなどで購入できる。デジタル式のものは、家電量販店で多く売られている。)、1回の食事の塩分摂取量を2g以下に抑えること。
(3)塩を使う代わりに、だしを効果的に使うこと。
(4)塩分が高い汁物は献立に加えないこと。 
(5)おかず4品に和・洋・中を盛り込んで食べごたえを増すこと。

肥満や高血圧、それに続く動脈硬化や脳卒中、心疾患を防ぐことができ、かつ毎日おいしく食べられる、それが減塩献立です。

3.効果的なだし使いって、どういうこと?

減塩献立といっても、ただ塩分を減らした料理ではありません。正確には素材の味を生かす適正な塩分量の料理のこと。適正な塩分量にしたときに欠かせないのが「だし」。減塩献立では、用途によって3種類のだしを使い分けます。だしの風味を効果的に使うことで、塩分が少ないからこそおいしい料理に仕上がるのです。

4.3種類のだしって、どんなもの?

塩分が多いので市販のだしの素は控えるのが基本。3種類のだしを使って少しでも調味料を減らす。

◆「3種類のだし」のレシピはこちら◆
3種類のだし

きょうの料理レシピ
2013/09/24 おいしく健康に!秋の減塩献立

このレシピをつくった人

竹田 博幸

竹田 博幸さん

大阪府吹田市にある国立循環器病研究センターの調理師長。京都の有名割烹料理店数店で修業した経験を基に、減塩・低カロリーをテーマにした本がベストセラーに。

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