
きょうの料理レシピ
にんじんのポタージュ
「蒸らし炒め」で材料のうまみを引き出したポタージュ。米でとろみをつけ、幼児から老人まで食べやすくしてあります。

写真: 小林 庸浩
エネルギー
/150 kcal
*1人分
調理時間
/90分
材料
(5~10人分)
- ・にんじん 500g
- ・たまねぎ 150g
- ・トマト (皮と種を除く) 300g
- ・米 60g
- ・にんにく (小/薄切り) 1かけ分
- ・オリーブ油 大さじ3
- ・ローリエ 1~2枚
- ・鶏のブイヨン カップ4~6
- ・牛乳 カップ1+1/2~2
- ・塩 小さじ2
- *この分量は、味を調える目安。
つくり方
1
まず、米は洗い、ざるに上げておく。にんじんは皮をむいて3~4mm厚さの半月形、細い部分は輪切りにし、10分間ほど水にさらす。たまねぎは縦2つ割りにし、縦に薄切りにする。トマトは湯むきして輪切りにし、種を除いて5mm角に切る。
2
厚手の鍋にたまねぎとにんにくを入れてオリーブ油を回しかけ、木べらで油を全体に行き渡らせる。火力全開を10とすると、3の弱火にかけてふたをし、木べらで時々混ぜ、たまねぎの刺激臭が消えるまで、蒸らし炒めにする。
3
にんじんを加えてふたをする。弱火で4~5分間に一度ふたを取り、木べらでにんじんを返し、再びふたをする。にんじんに透明感が表れ、五分(ぶ)どおり火が通るまで続ける。ローリエ、米の順に加え、蒸らし炒めにする。
4
米が半透明になったら、トマトを加えて蒸らし炒めにし、全体がつややかになったら鶏のブイヨンをヒタヒタに注ぐ。塩小さじ1弱を加えて中火の強の火にし、煮立ったら弱火で煮る。にんじんと米が柔らかくなったら火から下ろす。
5
ローリエを除き、温かいうちにミキサーに少しずつ入れ、かくはんする。徐々に加えて全体になめらかにする。
! ポイント
冷めてからミキサーにかけると、米の粘りが出すぎて味が悪くなる。
6
こし器でこして鍋に戻し入れる。鍋を火にかけ、鶏のブイヨン適量を注いで塩小さじ1強で味を調え、牛乳を加えて濃度を調節する。器にミックスシリアルのおかゆを1人分約大さじ3を入れ、ポタージュを注ぐ。
! ポイント
シリアルと合わせることで、栄養が飛躍的に充実したポタージュになる。なお、このおかゆはスプーンですくい、ポタージュをまとわせて食べるとよい。
全体備考
●「蒸らし炒め」とは、厚手の鍋でふたを用いつつ、野菜に汗をかかせ、素材の持ち味を引き出す手法。にんじんを例にすれば、木べらを前後に最小限の動きでにんじんの上下を返し、ふたをします。米も同様。これにより、にんじんや米のうまみがにじみ出るのです。
●米はとろみづけの役割も果たします。しかも、米をつなぎにしたポタージュは冷凍ができるのです。これにより、大量につくって冷凍し、子ども、病気の方、介護が必要な方などに差し上げられます。
きょうの料理レシピ
2012/10/17
一品入魂
このレシピをつくった人

辰巳 芳子さん
1924年生まれ。料理研究家の草分けだった母、浜子氏のもとで家庭料理を学ぶ一方、西洋料理の研さんも重ねる。父親の介護を通じてスープに開眼。高齢者へのスープサービスにも力を注ぎ、鎌倉の自宅などでスープ教室を主宰している。食育も実践し、児童が種をまき、育て、食べる「大豆100粒運動」を提唱し、広めている。

前日に仕込んで置けるので、友人を呼んでのホームパーティ用に作りました。落しラップをして冷蔵庫に1晩置き油はできるだけ取り除きました。コメント参考にして蜂蜜使ってみましたが、好みによるかも。蜂蜜と黒砂糖を使いましたが、次回は黒砂糖で作ろうと思います。思いの他好評でした。残ったスープは翌日の私のお昼ごはんに♪
2022-08-10 05:48:20
牛蒡が美味しくいただけます。
焦がしてしまいそうなので、玉ねぎとにんにくは取り出してからお肉に焼き色を付けてます。みりんの代わりにレモン蜂蜜を使ったら、すっきりした甘みととろみがつきました。
粉をはたくのさえ頑張れば、晩ご飯とリゾットにして翌日のお昼に展開できるので在宅勤務の今、とても気に入ってます。
焦がしてしまいそうなので、玉ねぎとにんにくは取り出してからお肉に焼き色を付けてます。みりんの代わりにレモン蜂蜜を使ったら、すっきりした甘みととろみがつきました。
粉をはたくのさえ頑張れば、晩ご飯とリゾットにして翌日のお昼に展開できるので在宅勤務の今、とても気に入ってます。
2020-08-05 09:00:32

赤ワインがなくて日本酒で作りましたがとてもおいしかったです。翌日、残ったぶんにサイコロ状のサツマイモを加え、ごはんの分量の水を足しただけで、滋味深い炊き込みご飯になりました。また作ります!
2018-05-05 08:59:15
他にお探しのレシピはありませんか?
今週の人気レシピランキング
NHK「きょうの料理」
放送&テキストのご紹介




つくったコメント