おいしいご飯(炊飯器)
おいしいご飯の炊き方をマスターしましょう。精米技術が向上した最近の米は、ぬかが少ないので、力を入れずにやさしく研げば十分です。
写真: 岡本 真直
材料
- ・米 適量
つくり方
ボウルに米を入れて水をたっぷり注ぎ、サッと混ぜてすぐに水を捨てる。まず米の表面についたぬかのにおいを洗い流す。
今度は米が浸るくらいの水を入れ、指を広げて力を入れずにやさしく10回くらい回して研ぎ、水を流す。これを4~5回繰り返す。研いだ水が少し白く濁っていても大丈夫。
ざるに上げてしっかりと水けをきり、炊飯器の内釜に入れる。
目盛りに合わせ、きれいな水を注ぎ、そのまま1~2時間(夏は30~40分間)おく(または炊飯器の説明書に従う)。スイッチを入れて普通に炊く。
炊き上がったら、すぐに水でぬらしたしゃもじで底からすくって混ぜ、ほぐす。ほぐしておかないと、ご飯が堅くなる。
【米の基本】
◆米用カップと計量カップの違い◆
米は、 「合(1合は180ml)」 という単位で量るのが定着している。このため、炊飯器の目盛りも「合」が基準。付属の米用カップの容量もすりきりで180ml。これに対し、料理用の計量カップは200ml。1合分の米を入れても、「200」 の目盛りに届かないので気をつける。
【米の保存】
買ってきたら、密封容器に移し、冷暗所か冷蔵庫で保存する。精米してから時間がたつほど味が落ちるので、少量ずつ買うのがおすすめ。夏は1か月、冬は2か月で食べきれる量を目安に。新しく米を購入したタイミングで容器を洗って乾燥させ、常に清潔な状態にしておく。
【土鍋での炊き方】
◆水加減と火加減がポイント◆
土鍋には目盛りがないので、水の分量をきちんと量ることが大切。水の分量は米の重量の1.44倍が目安。水分が多い新米なら、少し減らす。炊飯器と同様に浸水まで行い、強火にかける。沸騰したらごく弱火で7~10分間、その後、火を止めてそのまま10分間おいて蒸らせばでき上がり。おこげをつくりたい場合は、最後に火を強め、パチパチ音がしてきたら火を止める。
【三つのポイント】
●やさしく研ぐ
力を入れすぎると、米が割れる原因に。
●浸水する
水を入れたら炊く前に時間をおき、米の芯まで水分を行き渡らせる。これで、ふっくら炊き上がる(炊飯器に浸水機能がついている場合はそのまま炊く)。
●炊けたら、混ぜる
最近の炊飯器には蒸らし機能がついているので、炊けたらすぐに混ぜる。
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