かぶのポタージュ
口の中でホロホロとくずれていくかぶがおいしい、味も食感もやさしいスープです。かぶの甘みが詰まった一品。
写真: 広瀬 貴子
*1人分
材料
(2人分)
- ・かぶ (大) 2コ(正味270g)
- ・かぶの葉 1コ分
- 【A】
- ・水 カップ1
- ・固形スープの素(もと) (洋風/刻む) 1/2コ
- ・ローリエ 1枚
- ・バター 10g
- ・塩 一つまみ
- ・牛乳 カップ1
- ・みそ 小さじ1
- ・塩 少々
- ・黒こしょう (粗びき) 少々
下ごしらえ・準備
かぶの下処理
1 かぶは葉の付け根で切り離し、残った茎を削り取る。
2 かぶの先端を切り落とし、皮はむかずに黒く傷んだ部分があれば削る。
3 葉は切り口を下にして、たっぷりの水に放す。
かぶの保存
4 かぶは3~4mm厚さに切る。
! ポイント
余ったかぶは皮ごと塩もみにすると、冷蔵庫で3~4日間もつうえ、すぐに使えて便利。
5 ボウルに入れ、塩(かぶ〈大〉3コに対して塩小さじ1/2強が目安)をふってざっと合わせる。
6 しばらくおき、しんなりしてきたら保存容器に移し、冷蔵庫へ。出てきた水分ごと移すとみずみずしさが保たれる。
つくり方
かぶは葉を切り離して下処理をし、皮ごと縦半分に切る。葉は1cm長さに切る。
厚手の鍋にかぶの切り口を下にして並べ入れる。【A】を加えてふたをし、強火にかける。
直径20cmの鍋にかぶを入れ、かぶの頭が出るくらいの最低限の水の量で煮始める。
煮立ったら、弱めの中火にして、かぶが柔らかくなるまで20分間ほど蒸し煮にする。
ふたをした鍋の中はクツクツと常に泡が出た状態に。グラグラは火が強すぎ、コトコトは弱すぎ。
かぶに竹串がスッと通るくらいになったら、火を止め、泡立て器でおおまかにつぶす。
かぶに芯がなくなるまでしっかり火を通してからつぶす。少し塊が残るくらいがおいしい。
牛乳とみそ小さじ1を加えて混ぜ、再び弱めの中火にかける。味をみて足りなければ塩少々で調え、煮立てないように軽く煮る。かぶの葉を加え、ざっと混ぜて火を止める。皿に盛り、黒こしょう少々をふる。
【かぶの葉の保存】
基本的に青菜類はすべてこの保存法。4~5日間はピンピンと元気です。保存する直前まで水につけておきましょう。
1 ざっと水けをきったら、新聞紙の上に根元を下にして斜めに置く。花をくるむように、ふんわり包む。
2 新聞紙の上を少しあけてポリ袋にゆったり入れ、軽く口を縛る。冷蔵庫の野菜室に立てて保存する。
このレシピをつくった人
高山 なおみさん
レストランのシェフを経て、料理家になる。素材の力を生かしたシンプルな料理が得意。日々の暮らしの中で、無理なく自然に料理をし、食べることを楽しんでいる。書籍、雑誌、テレビなどを活動の拠点とする。
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