いちごのタルト
スポンジで生地を作る簡単タルトです。手作りジャムを塗っていちごを並べれば完成です。
写真: 松島 均
*スポンジを冷ます時間、とろとろいちごジャムをつくる時間は除く
材料
(直径18cmのタルト型1台分)
- 【スポンジ生地】
- ・バター 80g
- ・砂糖 80g
- ・卵 (中) 80g(1+1/2コ強)
- ・薄力粉 80g
- ・ベーキングパウダー 小さじ1/3
- 【フィリング】
- ・いちご 10コ
- ・生クリーム 50ml
- ・砂糖 大さじ1/2
- ・ミントの葉 適宜
- *あれば
- ・粉砂糖 適宜
- ・バター
- ・強力粉
下ごしらえ・準備
1 バターと卵を十分に常温に戻しておく(バターは押すと指がスッと入るくらいになればよい)。
タルト型にはバターをしっかりぬり、底にはオーブン用の紙をはって、側面には強力粉をはたく。
2 薄力粉とベーキングパウダーは一緒にふるっておく。
オーブンは180℃に温めておく。
つくり方
バターをボウルに入れ、空気を混ぜ込むように、木べらで練る。バターが軽くなって、木べらに抵抗を感じなくなるまで混ぜる。
砂糖を3回くらいに分けて入れ、よくすり混ぜる。
溶きほぐした卵を少しずつ、8回ぐらいに分けて入れ、木べらで混ぜていく。卵を入れてすぐは、生地が卵でツルツルすべるが、ていねいに混ぜ込んでいく。
いっしょにふるっておいた薄力粉とベーキングパウダーを2回に分けて、ふるい入れる。ゴムべらでサックリと切るようにして混ぜ、粉が消えて、まとまりがでてくればOK。
型に4方向から生地をのせ、スパチュラ(なければゴムべら)でならす。型と生地に透き間があかないように、ていねいに。焼くとふくらむので、中央はなだらかにくぼませるようにする。
180℃のオーブンで25分間ほど焼く。焼き上がったらオーブンから取り出し、荒熱が取れたら、型からはずす。
外側から8mmほどのところで、スポンジの高さの半分までナイフを刺し、そのまま、一周させて切り目を入れる。
7と同じ深さまでナイフを刺しながら、7の切り目の内側を6等分するように切り目を入れる。
8の切り目があるところの側面のうち、スポンジの半分の高さのあたりにナイフを入れる。9cmほど刃先を入れたら、1切れ分を水平に動かす。6等分したうちの一つの角がはずれるので、そこからナイフを入れ、切り離していく。
一つがはずれたら、あとは横からナイフを入れて一枚ずつ、メモ ていねいに切り離していく。
切り離した6枚のスポンジには好みのフルーツや生クリームをのせたりして、小さなタルトにしてもよい。
とろとろいちごジャムの液体部分をタルトの底にぬる。
砂糖といっしょに泡立てた生クリームを敷き詰める。ゆるいと、上にのせるジャムと溶け合ってしまうので、生クリームは九分立てに。
いちごは洗い、ヘタを取って縦に4等分にする。とろとろいちごジャムの実は取り出して半分に切る。実を戻したジャムといちごを合わせ、生クリームの上に外側から円を描くように盛る。縁に粉砂糖をふるいかけ、あれば最後にミントの葉を飾る。
食べるときには、バルサミコ酢少々をふってもおいしい。
このレシピをつくった人
大森 由紀子さん
フランス各地を取材し、お菓子や料理を通してフランスの文化や歴史を、多くの雑誌で紹介している。東京都内で料理教室主宰。フランスの伝統菓子を広める会「ガレット・デ・ロワクラブ」の理事でもある。
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