きょうの料理レシピ
卵の巻きずし
芯の具がないシンプルな巻きずしは、高知県西南・幡多(はた)地域などで親しまれている郷土料理。冠婚葬祭や節句などに欠かせません。すし飯にはみじん切りにしたしょうがをたっぷりと加えるのが、高知県の定番です。
写真: 原 ヒデトシ
エネルギー
/1590 kcal
*全量
塩分/13.2 g
*全量
調理時間
/25分
*米をおく時間、炊く時間は除く。
材料
(つくりやすい分量)
- ・米 360ml(2合)
- ・卵 4コ
- 【A】
- ・米酢 カップ1/4
- ・砂糖 大さじ2+1/2
- ・塩 小さじ2弱
- ・しょうが (みじん切り) 70g
- ・白ごま 大さじ2
- ・塩
- ・サラダ油
つくり方
1
すし飯をつくる。米は洗ってざるに上げ、30分間ほどおく。炊飯器の内釜に入れ、水カップ2を注いで普通に(あればすし飯モードで)炊く。【A】は混ぜ合わせ、砂糖をよく溶かす。
2
ご飯が炊き上がったら盤台(またはボウル)に移し、しゃもじでほぐす。熱いうちに【A】を加え、全体に行き渡るよう、切るように混ぜる。しょうが、白ごまを加えて混ぜ、うちわであおいで冷ます。
! ポイント
刻んだしょうがをたっぷり加えるのが高知流。ご飯に粘りが出ないよう、手早く混ぜて。
3
薄焼き卵をつくる。ボウルに卵を割りほぐし、塩小さじ1/4を加える。卵白と卵黄が均一になるまでよく混ぜる。
4
卵焼き器にサラダ油少々を中火で熱し、3の1/4量を流し入れる。表面が乾いてきたら上下を返し、反対側もサッと焼いて取り出す。同様に計4枚焼く。
5
巻きすに4を2枚並べ、2の半量を軽く握るようにして薄焼き卵の手前にのせ、手前から巻く。同様に計2コつくる。
! ポイント
すし飯がこぼれやすいので、巻きすの上からギュッと押さえながら巻く。
きょうの料理レシピ
2023/07/21
伝えたい!高知のおいしいもん
このレシピをつくった人
小島 喜和さん
高知県中村市(現・四万十市)生まれ。アメリカ・フランスの製菓学校で製菓、製パンを学び、ディプロマを取得。現在は日本の伝統食、高知の郷土料理の継承に努め、東京と高知で料理教室を主宰している。
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