トマト肉豆腐
肉のうまみを豆腐に移し、トマトでさっぱりと仕上げてたっぷりの煮汁とともにいただきます。多めにつくって、翌日冷やして食べるのもおすすめ。
写真: 今清水 隆宏
*1人分
*1人分
材料
(2~3人分)
- ・木綿豆腐 1丁(350g)
- ・牛こま切れ肉 200g
- ・トマト 1コ(160g)
- ・たまねぎ (小) 1コ(180g)
- ・青じそ 5枚
- 【A】
- ・水 カップ2
- ・酒 カップ1/4
- ・昆布茶 小さじ1
- ・砂糖 大さじ2
- ・しょうゆ 大さじ3
- ・サラダ油 小さじ2
つくり方
豆腐は1.5cm厚さの食べやすい大きさに切る。紙タオルの上に並べて紙タオルをかぶせる。バットをのせ、約10分間ほど水きりをする。
豆腐の水けをきると、味がしみ込みやすくなる。
トマトはヘタをくりぬき、反対側に十文字の切り目を入れる。熱湯に入れて少し皮が破れたら氷水につける。完全に冷ましてから皮をむき(湯むき)、大きめの乱切りにする。たまねぎは繊維に沿って薄切りにし、青じそはちぎる。
トマトは湯むきをすると、口当たりがよくなる。
鍋にサラダ油を中火にかけ、牛肉を炒める。肉の色が変わったらたまねぎを加え、中火で1~2分間炒める。
牛肉をしっかり炒めて、味を引き出す。
3に【A】の水、酒、昆布茶を入れて煮立て、アクを取る。砂糖、しょうゆを加えて2~3分間煮る。
きれいにアクを取ると、豆腐が美しく煮上がる。
豆腐とトマトを加えて6~7分間煮る。器に盛り、煮汁をたっぷりとはり、青じそを散らす。
鍋の中で具を分けて煮ると、盛りつけしやすい。
【保存】
冷蔵庫で2~3日間保存できる。
このレシピをつくった人
斉藤 辰夫さん
大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、同校で教職員として日本料理の教授となる。パリ、スイス、ワシントンでも料理に携わる仕事をした国際派の料理家。
その後、エコール辻東京で専任教授を務める。
枠にはまらないユニークで新鮮な発想とわかりやすい指導に、幅広い層のファンがたくさん。現在は東京・国立で料理教室『斉藤辰夫料理スタジオ』を開いているほか、テレビや雑誌、講演などで忙しい毎日を送っている。著書に『煮もの』・『焼きもの』『全プロセスつき!基本の和食!』(ともに主婦と生活社)、『おいしい和食の大事典200』『和英つき 和食の辞典』(ともに成美堂出版)、『斉藤辰夫のいちばんかんたんな和食』(NHK出版)など多数。
現在、『NHK WORLD 』 “DINING WITH THE CHEF“に出演中。
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