きょうの料理レシピ
おからと牛肉の炊いたん
程よく煮汁を残し、しっとりとした口当たりにするのがポイントです!仕上げにごま油を加え、味わい豊かに。
写真: 蛭子 真
エネルギー
/1200 kcal
*全量
塩分/10.5 g
*全量
調理時間
/25分
材料
(つくりやすい分量)
- ・おから 300g
- ・牛切り落とし肉 130g
- ・ごぼう 100g
- ・にんじん 50g
- ・糸こんにゃく 1/2袋(200g)
- 【A】
- ・酒 カップ1/2
- ・しょうゆ カップ1/4
- ・うす口しょうゆ 大さじ2/3
- ・砂糖 50g
- ・水 カップ1
- ・あさつき (小口切り) 適量
- ・サラダ油 小さじ1
- ・ごま油 小さじ2
つくり方
1
牛肉は食べやすく切る。ごぼうはささがきにしてサッと水につけ、ざるに上げて水けをきる。にんじんは3~4cm長さの細切りにする。糸こんにゃくは下ゆでして水けをきり、3~4cm長さに切る。
2
鍋にサラダ油小さじ1を入れて強火で熱し、牛肉を炒める。牛肉の色が変わったら、ごぼう、にんじん、糸こんにゃくを加えて炒める。
3
【A】を混ぜ合わせて2に加え、ひと煮立ちさせる。
4
弱火にしておからを入れ、時々混ぜながら、ある程度汁けがなくなるまで煮る(菜箸を鍋底に当てて動かしたときに、筋ができ、鍋底が見えるくらいの汁けが目安)。
5
仕上げにごま油小さじ2を加えて混ぜ、火を止める。器に盛り、あさつきを散らす。
全体備考
【パサつきを抑えておからを食べやすく】
食物繊維が豊富で栄養価が高く、とても安価。家庭料理の食材として、おからは魅力的です。けれど、「独特のパサついた食感が苦手」という人も多いのではないでしょうか。今回紹介するおからの料理は、汁けを含ませてしっとりとした仕上がりにしたり、とろみをつけたりして、おからの弱点を克服しました。おからが苦手な人にも気に入っていただけると思います。おから自体は淡泊な味ですが、さまざまな味つけの料理に取り入れることができる、万能選手です。栄養満点のおからをぜひ活用してみてください。
きょうの料理レシピ
2015/09/02
今こそ伝えたい!京料理人の温故知新レシピ
このレシピをつくった人
中村 元計さん
天龍寺で修行後、24歳より生家の料亭に入り、伝統の味を伝える。日本ならではの食材を生かした料理も提案。和食を科学的な視点で分析したわかりやすい解説も好評。NPO法人「日本料理アカデミー」でも活躍中。
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