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きょうの料理レシピ

栗の渋皮煮

何度もゆでこぼして、しっかりアクを抜くのが何よりも大切。煮詰めては冷ましを繰り返して、しっかり味を煮含めて。

栗の渋皮煮

写真: 鈴木 正美

エネルギー /1450 kcal

*全量

調理時間 /120分

*くりを冷ます時間は除く。

材料

(つくりやすい分量)

・くり 18コ(約500g)
・重曹 小さじ1+1/2
【A】
・砂糖 200~230g
・みりん 小さじ2
・うす口しょうゆ 小さじ1

つくり方

1

ボウルにくりを入れてかぶるくらいの熱めの湯(60℃程度)を注ぎ、15分間ほどつける。

! ポイント

湯につけると、鬼皮が柔らかくなり、むきやすくなります。

2

渋皮に傷をつけないように注意しながら、包丁を使って鬼皮をむく。

3

鍋に水カップ6とくりを入れ、重曹を加える。中火にかけ煮立ったら弱火にし、15~20分間ゆでる。

! ポイント

重曹を加えることで、余分な渋皮の繊維が取りやすくなります。

4

火から下ろし流水に当て、手で触れられるようになるまで冷ます。

5

渋皮を傷つけないように、竹串で筋や綿状の皮を丁寧に取る。

6

鍋をきれいにしてくりを戻し入れ、たっぷりの水を注ぎ、中火にかける。煮立ったら弱火にし、3~4分間煮て、ゆでこぼす。ゆで汁が澄んでくるまで3~4回繰り返す。

7

鍋をきれいにしてくりを戻し入れ、水カップ2と【A】の砂糖の半量を入れる。

8

不織布製の紙タオルで覆い、さらに落としぶたをのせて中火にかける。煮立ったら弱火で5~6分間煮て火を止め、そのまま冷ます。

! ポイント

紙タオルと落としぶたを使うと、蒸発が抑えられ、煮汁がよく回ります。

9

弱火にかけ、温まったら【A】の残りの砂糖、みりん、うす口しょうゆを加える。再び紙タオルと落としぶたをのせて弱火のまま7~8分間煮る。火を止め、そのまま冷ます。

全体備考

《保存》
煮汁ごと密閉容器に入れ、冷蔵庫で1~2か月保存可能。

きょうの料理レシピ
2013/09/17 ニッポン おいしい手仕事

このレシピをつくった人

清水 信子

清水 信子さん

(1938~2021)東京生まれ。難しいと思われている日本料理を、時代の移り変わりとともに変わる素材や料理器具に合わせて、より簡単にわかりやすく、手早くつくれるように工夫して伝えた。懐石から惣菜まで、今の時代に合った調理法のおいしいレシピが好評。

渋皮煮なるものを初めて作りました。
で、失敗例を掲載します。
手前のふたつは割れた、若しくは鬼皮むきに失敗して
実が露になったものです。
でも悪くない。
問題は奥の栗です。
炭疽病にかかっていたもので、栗の尖った先端の実が
黒ずんでいました。
剥く前はわかりませんでした。
当然食べられたものではありません。
3割がたの栗がこうでした。
よい栗を入手するのが第一歩のようです。
2024-10-26 02:48:59
大きな立派な栗をいただいたので、初挑戦です。
茹でこぼしの時に、渋皮のスジを取るのが難しいですが、出来上がりは極上スイーツです!
ほんのり甘くほろっと口の中でとける。渋皮煮ってこんなに美味しいのかと嬉しくなりました。まだ栗の季節なのでもう一度作りたいです。
次はもう少しきれいに剥いて!
2024-10-22 10:05:11
初めて作りました。清水先生のレシピ工程は、他の色々なレシピ工程と比べて、ある程度丁寧な工程を踏んでいるのと、糖分が多過ぎないのが気に入っています。作り立ては煮汁をたっぷり含んで、口の中でほろほろ崩れていきます。煮汁も甘過ぎずとても美味しいですね。
2022-11-10 02:00:04
2回目の挑戦です。
昨年は、上手く出来ませんでしたが、今年はなんとか1/3は原型をとどめています。
鬼皮を剥く時に、白いところまで剥かないように気をつけると仕上がりが違います。
他の方が書かれているように、崩れてしまった栗は、お茶パックに入れて煮ると、美味しく食べることが出来ました。
2022-10-17 08:31:25
初めて渋皮煮作りました。
分量はレシピ通り。
てんさい糖を使用しました。
保存瓶に大きめの栗が上手く収まらず入れるシロップが足りなくなって追加で作り注ぎました。
栗を煮た後ホーロー鍋に渋色が付着。
水と重曹を入れ煮立てるとスポンジですんなり取れてくれました。
あんなに何度も茹でたのに、しっかり栗の香りが
して家族にも大好評でした。おいしい!
また作りたいです。
2022-10-17 01:24:06

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