米粉のバナナケーキ
米粉とバナナに甘みがあるので、砂糖は控えめ。生地に軽さを出すために、おからを加えます。
写真: 木村 拓(東京料理写真)
*全量。
*焼き上がったケーキをおく時間は除く。
材料
(18cm×10cm×8cmのパウンド型1台分)
- ・製菓用米粉 160g
- *または上新粉
- ・ベーキングパウダー 5g
- ・卵 2コ
- ・バナナ (完熟のもの) 100g
- *正味
- ・おから 100g
- ・きび砂糖 90g
- ・サラダ油 50g
- *あれば米油
- ・生クリーム 50g
- ・シナモン (粉末) 少々
- ・バニラオイル 少々
- *なければバニラエッセンス
- ・レーズン 40g
- ・くるみ 40g
- ・メープルシロップ 約80g
下ごしらえ・準備
1 卵は室温に戻しておく。
米粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく。
オーブンを190~200℃に温めておく。
型の準備をする
2 今回は18cm×10cm×8cmのパウンド型を使用。内側全面に、はけで薄くサラダ油(分量外)をぬる。型の短い辺に合わせてオーブン用の紙を長方形に切り、型に敷き、密着させる。
おからをいる
3 市販のおからをいって使う。おからをフライパンに入れ、弱めの中火でいる。細かく、サラサラの粉状になったらOK。
バナナをつぶす
4 ヘタが乾燥して、黒い斑点が出るくらいまで熟したものが、甘みも香りもあってベスト。バナナをボウルに入れ、フォークで粗くつぶす。さらにハンドミキサーで混ぜ、ピュレ状にする。
! ポイント
バナナが堅くてつぶしにくいときは、皮をむいて耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジ(600W)に20秒間ほどかける。
つくり方
ボウルに卵を割り入れ、ハンドミキサーでざっと混ぜ合わせる。きび砂糖を加え、泡立てる。
きび砂糖が溶けて、全体が白っぽく、もったりしてきたら、サラダ油を少しずつ加えながら、均等に混ぜ合わせる。
サラダ油が完全に混ざったら、生クリームを少しずつ加え、混ぜ合わせる。
いったおからを加えて、ざっと混ぜ合わせる。
ピュレ状にしたバナナを加えて、全体を混ぜ合わせる。シナモンとバニラオイルを加えて、ざっと混ぜ合わせる。
ふるった粉類を一度に加えたら、泡立て器に持ちかえて、ボウルの中央を中心に、グルグルと混ぜ合わせていく。
中央部分がほぼ混ざったら、ゴムべらに持ちかえて、ボウルを回して周辺の粉を落とし入れながら、粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。
レーズンを加えて、ざっと混ぜ合わせる。
準備した型に8を流し入れ、中央にくるみを並べる。170~180℃のオーブンで、約1時間焼く。生地の割れ目に焼き色がついたら、それが焼き上がりの目安。
竹ぐしをケーキの中心まで刺して、ベタベタとした生地がついてこなければOK。
型から出さずに、メープルシロップを上面にはけでたっぷりとぬる。再び170℃のオーブンで3分間ほど焼いて、表面を乾かす。
オーブンから出したら、型ごと5分間ほどおき、生地を落ち着かせる(焼きたては生地がもろく、くずれやすいので、必ずおくこと)。側面に沿って包丁を入れ、型から取り出す。
【米油】
米を原料にした油。米粉と相性がよいので、もし手に入れば使ってみて。
このレシピをつくった人
伊藤 栄里子さん
フランス・パリで製菓を学び、神奈川県鎌倉市内で洋菓子教室を主宰しながら、テレビや雑誌でも活躍。洗練された味とわかりやすい理論で人気。
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