カスタードプリン
甘さとほろ苦さの混ざり合った絶品プリンです。
写真: 坂上 正治
*1コ分
*冷蔵庫で冷やす時間は除く。
材料
(約100mlのプリン型8コ分)
- 【カラメル】
- ・グラニュー糖 75g
- ・湯 10ml
- 【プリン液】
- ・牛乳 400ml
- ・バニラビーンズ 1/4本
- *バニラエッセンスで代用してもよい。その場合はつくり方10のあとで5滴ほど加えて混ぜる。
- ・卵黄 3コ分
- ・全卵 2コ分
- ・グラニュー糖 80g
- ・好みのドライフルーツ 適宜
- *ドライレーズン、ドライアプリコット、ドライクランベリーなど好みのもの。
下ごしらえ・準備
1 オーブンを140~150℃に温めておく。
2 沸騰する手前の温かい湯をたっぷり用意しておく。
3 冷蔵庫から卵を取り出し、室温に戻しておく。
つくり方
小鍋にグラニュー糖を入れ、弱めの中火にかける。
グラニュー糖の縁が溶けて茶色くなったら、木べらで混ぜる。
縁にできた細かい泡が大きくなり、湯気が立ってきたら火を止める。
苦いのが苦手な人は、細かい泡が立った時点で火を止める。火にかけすぎると【カラメル】が苦くなりすぎてしまうので注意。
湯を少しずつ加えて、ざっと混ぜる。部分的に固まってしまったら弱火にかけて溶かすとよい。
湯を加えると【カラメル】がはねるので気をつける。
【カラメル】をプリン型に等分に注ぐ。盛りつけの際に使うので、小鍋は洗わずにそのままおく。
ボウルに卵黄、全卵を入れて溶く。グラニュー糖約65gを加えて、泡があまり立たないようにていねいに混ぜる。
バニラビーンズは包丁で切り目を入れて開き、包丁の背の部分を使って種をかき出す。
小鍋に牛乳と残りのグラニュー糖、7を種ごと入れて中火にかける。温まったら、沸騰する手前で火を止める。
あとからこすので、バニラビーンズは取り出した種ごと加えてよい。
6のボウルに8を注ぎ入れ、泡立てないように混ぜる。
目の細かいざるなどで9の【プリン液】をこす。
こした【プリン液】に紙タオルをのせて、手前にそっと引く。残った細かい泡を取り除くことができる。
5のプリン型に等分に注ぎ入れる。
12をバットに並べ、湯をプリン型の高さ1/4程度まで注ぐ。アルミはくを全体にフワリとかぶせてふたをし、140~150℃のオーブンで20~30分間、蒸し焼きにする。
湯量はプリン型が浮き上がらないぐらいが目安。
プリン型を傾けてみて、中心が少しゆるいぐらいが焼けた目安。粗熱が取れたら、冷蔵庫で2~3時間冷やす。
プリンの表面をスプーンの背で軽く押して、カップからはずし、器に盛る。好みでドライフルーツを散らす。5の小鍋に水適量を入れて弱火にかける。溶けてソース状になったら、皿にあしらう。
◆プリンづくりのポイント◆
蒸し焼きにする際、オーブンの温度が高すぎると「す」が入りやすい。140~150℃の低温でじっくりと焼くのがうまくつくるコツ。
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このレシピをつくった人
林 雅彦さん
ヨーロッパ各国で開かれる洋菓子コンクールで数々の賞を受賞。関西の製菓専門学校で講師も務める。
奈良市にあるフランス菓子店「ガトー・ド・ボワ」のオーナーパティシエ。
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