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きょうの料理レシピ

数の子

子孫繁栄を祈念する気持ちが込められる数の子。手でちぎると、上品な味に仕上がります。

数の子

写真: 小林 庸浩

エネルギー /490 kcal

*全量

調理時間 /20分

*数の子を研ぎ汁に浸す時間、つけ汁に浸す時間は除く。

材料

(つくりやすい分量)

・数の子 (塩蔵) 9本(約500g)
・米の研ぎ汁 適量
【つけ汁】
・一番だし カップ1
・煮きり酒 カップ1/4
・煮きりみりん 大さじ1+1/2
・うす口しょうゆ 大さじ3
・削り節 適量
・赤とうがらし (種を抜く) 2本

つくり方

1

数の子は米の研ぎ汁に浸して一晩、研ぎ汁をかえてさらに一晩、おく。塩味が少し残るくらいになったら、薄皮をはぎ取る。

! ポイント

まな板の上にのせ、ふきんでふき取るようにするときれいに薄皮がはぎ取れる。水に浸すと、うまみもぬけてしまう。

2

【つけ汁】の削り節はからいりし、手でクシャクシャとくずしておく。

3

だしと調味料を合わせ、数の子をちぎって浸し、赤とうがらしを加える。上にガーゼを二重にして広げてのせ、2の削り節を、表面が軽く隠れる程度までふり込む。半日くらい浸す。

! ポイント

包丁で切ると卵が割れてしまい、渋みがつけ汁にしみ出してしまうので、手でちぎる。削り節はからいりして魚の臭みをとばし、うまみだけをしみ込ませるためガーゼの上からふる。

4

汁けをきり、器に盛る。

◆「一番だし」のとり方はこちら◆
だし

きょうの料理レシピ
2007/12/10 辰巳芳子のこれだけはつくりたいおせち

このレシピをつくった人

辰巳 芳子

辰巳 芳子さん

1924年生まれ。料理研究家の草分けだった母、浜子氏のもとで家庭料理を学ぶ一方、西洋料理の研さんも重ねる。父親の介護を通じてスープに開眼。高齢者へのスープサービスにも力を注ぎ、鎌倉の自宅などでスープ教室を主宰している。食育も実践し、児童が種をまき、育て、食べる「大豆100粒運動」を提唱し、広めている。


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