レモンメレンゲパイ
バターではなく植物油でつくるサクサクの生地に、さっぱりとしたレモンフィリング。ボリュームたっぷりですが、とても軽い食べ心地です。
写真: 宮濱 祐美子
*1人分
*1人分
*オーブンを温める時間、生地を冷ます時間は除く。
材料
(8人分/直径約23cmのパイ皿1枚分)
- 【生地】
- ・薄力粉 240g
- ・塩 小さじ1/2
- ・エクストラバージンオリーブ油 60g
- ・水 大さじ4
- 【レモンフィリング】
- ・卵黄 3コ分
- 【A】
- ・グラニュー糖 225g
- ・コーンスターチ 大さじ3
- ・薄力粉 大さじ2
- ・水 カップ1+1/2
- 【B】
- ・バター 大さじ2(24g)
- ・レモン汁 大さじ3
- ・レモンの皮 (すりおろす) 大さじ1
- 【メレンゲ】
- ・卵白 3コ分
- ・レモン汁 小さじ1
- ・グラニュー糖 65g
つくり方
ボウルに薄力粉をふるい入れ、塩を加えて混ぜる。オリーブ油を回し入れ、両手の指で粉をつまむようにしてすり混ぜる。全体がそぼろ状になったら、分量の水を少しずつふりながら、大きく混ぜてひとまとめにする。
水を全体にふっては混ぜるが、決して練らないように。
幅の広いオーブン用の紙を60cmほどの長さに切って半分に折り、固く絞ったぬれ布巾にのせる。紙の中央に1をはさみ、麺棒で3mm厚さ、直径25~30cmの円形にのばす。
オーブン用の紙ではさんでのばせば、打ち粉いらず。
パイ皿に敷き詰め、縁に沿って余分な【生地】を切り落とす。フォークの背で縁に模様をつけ、底は全体にフォークを刺して空気穴を開ける。
220℃に温めたオーブンで15分間ほど、薄いきつね色になるまで焼く。パイ皿に入れたまま冷ます。
このあと仕上げまで、パイ皿に入れたままで。
卵黄はボウルに溶いておく。
鍋に【A】を入れて耐熱のへらで混ぜ、中火にかける。分量の水を少しずつ加えながら混ぜ、沸騰後、さらに混ぜながら1分間煮立たせる。
6の1/4量を5に加えて手早く混ぜ、6の鍋に戻し、さらに混ぜながら煮る。再び沸騰したら1分間煮立たせ、火を止める。ムラがあれば手早く混ぜてなめらかにし、熱いうちに【B】を順に加えて混ぜる。表面にラップをピッタリと貼りつけ、10分間ほどおく。
卵黄を鍋に直接加えると、固まってしまうので注意。
混ぜる手を止めず、1分間、ポコポコと煮立たせる。
別のボウルに卵白を入れて泡立て器でほぐし、レモン汁を加えて泡立てる。フワフワになったらグラニュー糖を少しずつ加え、ツノが立つまで泡立てる。
4のパイに7の【レモンフィリング】を流し入れ、8の【メレンゲ】をのせる。180℃に温めたオーブンで8~10分間、【メレンゲ】に焼き色がつくまで焼く。
フィリングが固まらないうちに、手早くならす。
【メレンゲ】がちょっと柔らかくても、上にたらして立体感のある模様にすれば大丈夫。
◆レモンフィリングだけでも楽しんで!◆
このフィリングはプルンとして、やさしい味わい。パンやクラッカーにたっぷりのせるとおいしいです。
●レモンフィリングの保存
清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で2日間。
このレシピをつくった人
北村 光世さん
アメリカミシガン州ホープカレッジ卒業。ハーブ、オリーブオイル、スローフードなどを中心とした食文化の啓蒙に力を注ぐ。子供の食育にも活動範囲を広げ、小学校や幼稚園でも「地中海式食事法inJAPAN」をテーマにして、子供たちが伝統ある上質食品の素晴らしさや大切さを体験できる機会を提供している。著書多数。YouTubeでも食文化に関する動画をアップ中。
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