きょうの料理レシピ
山菜の天ぷら
卵の多い、黄色いドロリとした卵衣をつくります。衣は、ベットリ全体につけるのではなくて、ところどころ適当につけてください。
写真: 澤井 秀夫
エネルギー
/250 kcal
*1人分
塩分/0.8 g
*1人分
調理時間
/15分
材料
(2人分)
- ・山菜 100g
- *たらの芽、こごみ、よもぎなど。
- 【衣】
- ・卵水 カップ1/2
- *卵1コと冷水適量を合わせてカップ1/2にする。
- ・小麦粉 カップ1/2(50g)
- ・揚げ油 カップ1
- ・塩 適量
つくり方
1
たらの芽は木についていた堅い部分を削る。きれいなガクは残す。
2
こごみは軸の堅い部分を折る。よもぎは葉を適宜分ける。
3
【衣】をつくる。ボウルに小麦粉を入れ、泡立て器でかき混ぜて空気を入れる。別のボウルに卵水を入れて溶き混ぜ、小麦粉を加えて泡立て器でサックリと混ぜる。
4
直径約20cmのフライパンに揚げ油を入れ、菜箸を入れて箸先から泡が出るくらいに温める。
5
たらの芽、こごみ、よもぎにそれぞれ【衣】をつけ、4に入れて上下を返しながらカラリと揚げる。油をよくきって器に盛り、塩をふって食べる。
! ポイント
意識して、【衣】はムラになるようにつけて。ロスのない少ない油量で、火加減を調整しながら揚げる。
全体備考
◎【衣】について◎
【衣】の材料は、小麦粉、卵水ともにカップ1/2。全卵を使うと、ドロリとした衣になる。
◆たらの芽◆
天ぷらに最適の山菜といえば、たらの芽。季節にはスーパーマーケットでも見かける。
◆よもぎ◆
よもぎの香りは天ぷらにしてもしっかり残る。自生種のいちばん上の新芽を摘む。
◆こごみ◆
背中を丸めてかがむ姿が名前になった「こごみ」。シダの芽の先の繊維の柔らかいところを天ぷらにする。
きょうの料理レシピ
2021/05/10
土井善晴のふつうにおいしいもん
このレシピをつくった人
土井 善晴さん
おいしいもの研究所代表。長年にわたる多様な食の経験から、和食文化の伝統を踏まえた一汁一菜を提案。新しい発想で料理を楽しくするきっかけをつくったと評価され、2022年度 文化庁長官表彰に選ばれる。各大学にて教授、講師も務める。
つくったコメント