ピッツァ・マルゲリータ
ナポリの名物といえば、このピッツァ。赤(トマト)、白(チーズ)、緑(バジル)でイタリア国旗の3色です。
写真: 今清水 隆宏
*1枚分
材料
(直径20cmのピザ2枚分)
- 【基本のピッツァ生地】
- ・フランスパン用小麦粉 200g
- *全体備考参照。
- ・ドライイースト 5g
- ・水 100ml
- ・オリーブ油 20g
- ・塩 2g
- ・トマトの水煮 (缶汁をきって裏ごしする) 大さじ4
- ・ミニトマト 10コ
- ・バジル 1パック
- ・モッツァレラチーズ 1コ(約125g)
- ・パルメザンチーズ (すりおろす) 適量
- ・オリーブ油
- ・塩
つくり方
小麦粉はふるって木の台などに置き、中央にくぼみをつくる。端に小さなくぼみもつくり、塩を入れる。中央にドライイーストを入れる。
塩はイーストの働きを鈍らせるので、小麦粉とイーストが混ざるまで直接触れないように離しておく。
分量の水を加えながらフォークで小麦粉をくずして混ぜる。最初に入れる水が少ないとドライイーストがダマになり、全体に行き渡らないので、まず1/3量ほど注ぐ。
オリーブ油を加えて混ぜ、塩を入れた小麦粉の部分もくずして全体を混ぜ合わせる。スケッパーなどで寄せ集め、手でまとめるようにこねる。
一つにまとまったら手のひらで前に転がすようにやさしくこねる。1回転がすごとに2つに折り、方向を変えて均一にこねるようにする。
小麦粉はデリケートなので、強くこねると生地がボソボソになってしまう。
5~6回こねたら、台に2~3回たたきつける。「こねる⇒たたきつける⇒こねる」を10~15分間繰り返す。
たたきつけると、イーストが発酵活動をするようになる。
生地がほんのり温かくなったら丸くまとめ、オリーブ油少々をぬった容器に入れて転がし、油の膜をつくる。ふたをして堅く絞ったふきんで覆い、生地が2倍に発酵するまで室温で40分~1時間おく。
アスパラガスと目玉焼きのピッツァ」にも使えます。
6の生地を2つに分ける。もう一度、丸め直す程度に軽く練ってパンチダウン(ガス抜き)する。それぞれオーブン用の紙にのせ、めん棒で直径22~23cmにのばす。
裏ごししたトマトの水煮を大さじ2ずつ生地にぬり、縦4等分に切ったミニトマトをのせて全体に塩1gをふる。そのまま20分間休ませてから220℃のオーブンで6~7分間焼く。
小さくちぎったバジル、モッツァレラチーズをのせ、パルメザンチーズ・オリーブ油各適量をふり、230℃のオーブンでチーズが溶けるまで、2~3分間焼く。
《小麦粉について》
フランスパン用小麦粉を使えば、イタリアのピッツァに近い生地になる。製菓材料売り場で購入できる。なければフランスパン用小麦粉200gの代わりに、強力粉180gとコーンスターチ20gを混ぜるとよい。その場合、水の量は105mlに増やす。
このレシピをつくった人
パンツェッタ ジローラモさん
ナポリ建築大学に在学中に歴史的建造物の修復作業にかかわる。1988年から日本在住。サッカーやイタリア文化を各メディアで紹介する。
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