いちごのミルフィーユ風
パイを何層にも重ねて焼く手間がかかるミルフィーユを、パリパリッとした食感のパートフィロで、もっと手軽にアレンジしてみました。
写真: 木村 拓(東京料理写真)
*1人分
*いちごをマリネする時間、パートフィロを冷ます時間は除く。
材料
(2人分)
- 【いちごのマリネ】
- ・いちご 6コ
- ・オレンジリキュール 少々
- ・レモン汁 少々
- ・グラニュー糖 少々
- ・パートフィロ 2枚
- *または春巻の皮
- ・卵白 適量
- 【グラスロワイヤル】*お菓子の飾りの模様などに使う生地。
- ・卵白 1/2コ分
- ・粉砂糖 125g
- ・レモン汁 少々
- ・スライスアーモンド 少々
- 【マスカルポーネクリーム】*つくりやすい分量
- ・マスカルポーネチーズ 50g
- ・コンデンスミルク カップ1/4
- ・生クリーム カップ1/2
- ・いちごのシャーベット (市販) テーブルスプーン2杯分
- ・チョコレートソース (市販) 適量
- ・フランボワーズソース (市販) 適量
- *手に入らなければ、フランボワーズジャム(ラズベリージャム)を裏ごしし、水少々を加えてのばしたもので代用してもよい。
- ・粉砂糖 適量
つくり方
【いちごのマリネ】をつくる。いちごはヘタを取り、ボウルに入れる。残りの材料を加えて混ぜ、冷蔵庫に30分間おく。
天板にオーブン用の紙を敷き、パートフィロを1枚ずつ広げ、溶いた卵白を全体にぬる。
【グラスロワイヤル】がきちんとくっつくように、卵白をのり代わりにぬっておく。
【グラスロワイヤル】の材料を合わせてよく練り混ぜる。オーブン用の紙を三角形に切り、コルネ形(小さな絞り出し袋形)に巻き、【グラスロワイヤル】を入れる。
つやが出て、粉っぽさがなくなるまで、よく練り混ぜる。
2の全体に3を線状に斜めに絞り出して格子模様にし、スライスアーモンドを散らす。
パートフィロの一角から斜めに【グラスロワイヤル】を線状に絞り出し、同様に逆の一角からも絞り出して格子模様に仕上げる。
4を160~170℃のオーブンで7~8分間焼いて、冷ます。
底を氷水にあてたボウルに【マスカルポーネクリーム】の材料を入れ、泡立て器で、生クリームをホイップするようにかきたてる。その1/2量に1の【いちごのマリネ】を加え、サックリとあえる。
器に6適量をのせ、くぼみをつけて、いちごのシャーベットをスプーンですくってのせる。さらに、その上に6少々をのせる。
5のパートフィロを大きく割り、7の周囲にはりつけるように、三方から添える。
三角錐をつくり上げるように、大きく割ったパートフィロを立てかけていく。
8にチョコレートソースとフランボワーズソースを彩りよくかけ、粉砂糖をふる。
余ったマスカルポーネクリームは、好みのフルーツと合わせるとよい。また、「いちごのミルフィーユ風」を再度作ってもよい。
《パートフィロ》
とうもろこしと小麦粉が原材料で、焼くとパリッとした食感が特徴の生地。製菓材料店などで入手できる。手にはいらなければ、春巻きの皮で代用できる。
このレシピをつくった人
熊谷 喜八さん
東京・銀座をはじめ、フレンチ料理をベースにした無国籍料理をはじめ、イタリアン、チャイナ、カフェ、ケーキショップやソフトクリーム店などを展開している。
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