えびフライ
ちょっとしたひと手間で、洋食屋さんのようにまっすぐ伸びた、プリプリのえびフライに。
写真: 鈴木 雅也
*1人分
*えびを解凍する時間、お手軽タルタルソースをつくる時間は除く。
材料
(4人分)
つくり方
ボウルに水カップ2+1/2と塩大さじ1/2、重曹を入れ、混ぜ合わせて塩と重曹を溶かす。ここにえびを凍ったまま浸し、解凍されるまでおき、さらに20~30分間浸して水けをふく。
えびは尾を残して剣先も殻をむき、背に切り目を入れて背ワタを除く。腹を上にして置き、斜めに5~6本切り目を入れる。さらに尾から頭側に向かって指先でつまんで伸ばす。尾の先を包丁でしごいて中の水を出す。
剣先(尾の中央外側の堅いトゲ状の部分)も殻をむき、尾だけを残す。腹側に、身の半分くらいの深さまで斜めに5~6本切り目を入れ、筋を切る。指先で軽くつぶすようにしてえびをまっすぐに伸ばすと、揚げたときに曲がりにくい。
衣の卵を溶いて水大さじ2を混ぜ、卵液をつくる。えびに塩少々をふり、小麦粉を薄くまぶし、尾を持って卵液にくぐらせる。さらにパン粉を全体にまぶし、手で転がし、しっかりとつける。
小麦粉、卵液、パン粉の順に一度衣をつけたら、両手のひらにはさんで転がすようにし、なじませる。
パン粉がついたまま再び卵液、パン粉の順につけ、衣を2度づけする。2度目のパン粉はふんわりとつける。残りも同様に衣をつける。
再び、卵液、パン粉の順に2度づけするとうまみがぬけず、まっすぐ揚がる。
180℃に熱した揚げ油に4を2~3本ずつ入れ、2分30秒~3分間揚げて油をよくきる。器にレタスとえびフライを盛り、くし形に切ったレモンお手軽タルタルソース を添える。
揚げ油は180℃。パン粉がパッと散るのが目安。身が堅くならないように、短時間で揚げる。
冷凍のえびは冷蔵庫で自然解凍したり、真水に浸すとうまみが抜けてしまいがち。塩と重曹を溶かした水に浸して解凍するのがおすすめ。これによって甘みが生き、プリッとした食感も出る。
このレシピをつくった人
七條 清孝さん
東京のレストランオーナーシェフ。フランスの料理店での修行経験を生かし、昼は洋食、夜はビストロ形式でおしゃれなフレンチメニューを提供。特に揚げ物のおいしさには定評がある。
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