ハーブ風味のサバラン
ハーブティーでつくるさわやかなシロップのサバラン。清涼感たっぷりのスイーツです。
写真: 塩崎 聰
*生地を発酵させる時間、休ませる時間は除く
材料
(8コ分)
- 【ブリオッシュ生地】
- ・強力粉 125g
- ・グラニュー糖 15g
- ・塩 1.5g
- ・卵 (大) 75g(約1+1/4コ)
- ・生イースト 5g
- *なければドライイースト2.5gを材料中の牛乳と合わせ、湿らせてから加える
- ・牛乳 5g
- ・バター (室温に戻す) 60g
- ・溶き卵 適量
- 【ハーブティーのシロップとジュレ】
- ・ハーブティーバッグ 2袋
- *今回はミントティーを使用。レモンバームティー、ミックスハーブティーなど好みのものでよい
- ・水 500ml
- ・グラニュー糖 250g
- ・粉寒天 2g
- 【カスタードクリーム】
- ・コーンスターチ 20g
- ・グラニュー糖 50g
- ・卵 (大) 60g(約1コ)
- ・牛乳 200g
- ・生クリーム 45g
- ・バニラビーンズ 1/3本
- ・ミントの葉 (せん切り) 3g
- 【飾り用】
- ・マンゴー 1コ
- ・ミントの葉 (せん切り) 少々
- ・ブルーベリー 適量
- ・レモンの皮 (国産/細く切る) 適量
- ・ミントの葉 適量
つくり方
ブリオッシュ生地のバター以外の材料をボウルに入れ、全体を混ぜる。次に、バターを加え、混ぜる。
生地が少しまとまり、堅くなってきたら、カードに持ち替えて、切るように混ぜる。
バターの塊が小さくなったら、清潔な台に出す。台にすりこむように、両手で円を描いて混ぜる。
バターの塊が消え、粘りのある生地になったら、バットに入れ、ラップをして一晩(約12時間)冷蔵庫に入れる。
低温でゆっくりと一次発酵させる。ほんの少しふくらむ。
冷蔵庫から4を取り出し、はかりを使って35gを8コ、カードなどを使って分割する。
5の生地を指先で平らにし、手前から1/3折り、向こう側から1/3折って、3つ折りにする。90度回転させて、同様に折り、生地どうしをしっかりつけて丸める。
とじ目を下にしてバットに並べ、ラップをかけて30分間室温(27℃)におく(ベンチタイム)。約1.5倍にふくらむ。
生地の表面をつまみ、中のガスを閉じ込めてから、手順6と同様にして、生地を丸め直す。
とじ目を下にして天板に並べ、30分間27℃のところにおき、二次発酵させる。
2倍にふくらんだら、溶き卵を表面全体にぬる。200℃に温めたオーブンで10~12分間焼く。
鍋で分量の水を沸かし、火から下ろしてティーバッグを入れる。茶の色が出たら、グラニュー糖を加え、混ぜて溶かす。粗熱を取る。
焼き上がったブリオッシュの頭を薄く切り落とし、切り口を下にしてバットに並べる。
切り落としたブリオッシュの頭はトースターで軽く焼き、飾りに使う。
12に11のシロップをかける。約15秒間おいて、ブリオッシュを裏返す。
約15秒間おき、ブリオッシュを両脇から押してみて、上面からジワッとシロップが出てくれば、十分にシロップがしみている。軽く絞って、取り出す。
バットに残ったシロップをこし器を通して鍋に移し入れ、粉寒天を入れて、火にかける。煮立ったら火から下ろし、鍋の底を氷水につけ、ゴムべらでかき混ぜながら、ジュレ状に固める。
ボウルにコーンスターチとグラニュー糖を混ぜ合わせ、ときほぐした卵を加えて混ぜる。
鍋に牛乳と生クリーム、バニラビーンズ(裂いてしごき出した中身とさや)を入れ、沸騰直前まで温める。火から下ろし、バニラビーンズのさやを取り出す。
17の少量を16に加えて混ぜ、それを17の鍋に戻しいれる。
鍋を強火にかけ、泡立て器や木べらでかき混ぜながら、煮る。ポコポコと泡が立ち、ツヤが出たらでき上がり。バットに移して平らに広げ、ラップを表面にぴったりとかけて冷ます。
冷めたら、ボウルに入れてゴムべらなどでほぐし、ミントの葉(せん切り)3gを混ぜ込む。
14を器にのせる。20のカスタードクリームを丸形口金をつけた絞り出し袋に入れる。ブリオッシュの上面に口金を差し込み、クリームを絞り入れる。クリームがあふれてきたら、口金を抜き、表面にこんもりとクリームを絞る。
飾り用のマンゴーは半分に切り、種をはずして、果肉を食べやすい大きさに切り、ミントの葉(せん切り)少々を混ぜる。これを21の上にたっぷりとのせる。
ブリオッシュの周りとマンゴーの上に、15のジュレをおく。ブルーベリーやレモンの皮、ミントの葉を好みで添える。12のブリオッシュの頭を飾る。
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このレシピをつくった人
西川 功晃さん
神戸の有名パン店のシェフ。広島、東京、神戸、フランスでパン作りの修業を積み、帰国後現在の店をオープン。鋭い感性と遊び心から生まれる新しいパンや菓子は常に注目の的。
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