きょうの料理レシピ
文銭がつお
かつおを使った、いわば手づくりちくわ。文銭(もんせん)とは、江戸時代の一文銭(穴あき銅銭)のこと。形が似ていることからこの名があります。
写真: 佐伯 義勝
エネルギー
/80 kcal
*1人分
調理時間
/40分
材料
(4人分)
- ・かつお 150g
- *刺身の残りなどでよい。
- 【A】
- ・みそ 15g
- ・しょうが汁 少々
- ・かつおの皮 (約1×15cm) 4本
- *焼くと香ばしくなり、また締まるのでかつおが安定する。なくてもよい。
- ・のびる 適宜
- ・みそ 適宜
つくり方
1
かつおは包丁で軽くたたいてからすり鉢に入れ、【A】のみそとしょうが汁を加えてよくする。
2
水でぬらした手で、1の半量を割りばしに巻きつける。かつおの皮に穴をあけ、ようじを刺してとめながら、らせん状に巻きつける。皮が足りなくなったら、もう1本を継ぎ足す。これを2本つくる。
! ポイント
皮は上から下までらせん状に。継ぎ足すときは、皮の端を皮ね合わせ、1本のようじでとめる。熱した金ぐしの先を皮に刺すと、簡単に穴があく。前もって皮の両端に穴をあけておくとよい。
3
ガスコンロの両脇に台を置いて焼き網をのせ、その上に2を並べてのせる。強火の遠火で、回しながら色よく焼く。弾力が出たら火が通っているので火から下ろし、ようじをはずして割りばしを回しながら抜く。冷めたら、7~8mm幅の輪切りにする。
4
のびるは洗って薄皮をむき、葉を切り落とす。3を器に盛り、のびるにみそを添えて盛り合わせる。
全体備考
クッキングメモ
密封容器に入れ、冷蔵庫で2~3日もつ。酒のさかなに。
かつおを使った色々レシピ
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かつおとごぼうの煮物
かつおとうどの酢みそあえ
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きょうの料理レシピ
2006/05/15
柳原一成 四季の味
このレシピをつくった人
柳原 一成さん
(1942~2022)江戸料理を伝える懐石料理の宗家。東京赤坂で料理教室を主宰。全国各地の郷土料理や伝統行事食に造詣が深い。
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