さんまのフライパン塩焼き
フライパンで皮をきれいに焼く秘けつは、小麦粉をまぶすことです。表面はこんがり、身はふっくらとして、おいしく焼くことができます。
写真: 野口 健志
*1人分
材料
(2人分)
- ・さんま 2匹(300g)
- ・大根 (すりおろす) カップ1/3
- ・すだち 1コ
- ・塩 小さじ1/3
- ・小麦粉 適量
- ・サラダ油 大さじ1
- ・しょうゆ 少々
つくり方
さんまは水に入れ、指で表面をやさしくこすって洗い、残っているウロコやぬめりを除く。ペーパータオルではさんで水けを拭く。
さんまは横長に置き、長さを半分に切る。両面に塩を少し高い位置から全体にまんべんなくふる。
旬の新鮮なさんまを焼くときは、頭や内臓は除かなくてもよい。
バットに小麦粉を入れ、さんまを1切れずつ入れてまぶし、軽くはたいて薄くつける。
フライパンにサラダ油を中火で熱し、フライパンを傾けて油を全体に行き渡らせる。3のさんまを盛り付けるときに表になる面を下にして並べ入れる。
魚は頭を左、腹を手前に盛り付けるのが基本。
少しずらしてふたをし、4~5分間焼く。少し隙間をあけることで、蒸気が程よく抜けてカリッと焼き上がる。
皮にこんがりと焼き色がついたら返す。同様にふたをして3~4分間焼く。
大根おろしは、ざるに上げて軽く汁けをきる。器にさんまを盛って大根おろし、半分に切ったすだちを添える。好みで大根にしょうゆをかける。
【張りがあり、キラリと光るものが新鮮】
新鮮なさんまは、口先が黄色っぽく、全体に光沢があり、張りがあって腹がふっくらとしているもの。肛門から黒い汁が出ていないことも鮮度の目安。さんまは漁のときに巻き網を使うことが多いため、ウロコはほとんど取れた状態で店頭に並びますが、残っていたら、取り除いて使う。
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このレシピをつくった人
河野 雅子さん
大学で食物学を専攻後、料理研究家になる。4人家族の食事づくりを生かした、家庭的でつくりやすい料理のおいしさに定評がある。
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