豚肉の角煮
下味をつけた豚肉を焼きつけてから柔らかく煮込む、ベトナム風の角煮。しょうゆとニョクマムの合わせ使いで複雑なうまみが楽しめます。
写真: 野口 健志
*1人分
*豚肉の下味をつける時間は除く。
材料
(2人分)
- ・豚肩ロース肉 (かたまり) 300g
- 【下味】
- ・にんにく (みじん切り) 大さじ1
- ・ニョクマム 大さじ2
- *ナムプラーでもよい。
- ・砂糖 大さじ2
- ・しょうゆ 大さじ1
- ・黒こしょう (粗びき) 小さじ1/2
- ・ゆで卵 2コ
- ・チンゲンサイ 2株
- ・ごま油 大さじ1
つくり方
豚肉は6~8等分の角切りにしてボウルに入れ、【下味】の材料をからめて15分間おく。ゆで卵は殻をむく。チンゲンサイは四つ割りにして長さを半分に切り、軸の根元の芯を切り落とす。鍋にたっぷりの湯を沸かして塩少々(分量外)を加え、チンゲンサイを軸、葉の順に加えてしんなりするまでゆで、ざるに上げる。
にんにく、ニョクマム、しょうゆなどの【下味】の材料をからめてから15分間おくことで、味がよくなじむ。
1の豚肉をからめた【下味】ごと鍋に入れ、ごま油を回し入れて中火で炒める。豚肉の色が変わったら水カップ1+1/2を加える。煮立ったらアクを取り除き、ゆで卵を加えて弱火にし、落としぶた(全体備考参照)をして30分間ほど煮る。器に盛り、1のチンゲンサイを別の器に盛って添え、角煮の煮汁をからめながら一緒に食べる。
【下味】をつけた豚肉をごま油で炒めてから、水を注いで煮ると、焼き目の香ばしさやコクが加わっておいしい。
【落としぶた】
鍋より一回り小さいふたを材料に直接のせること。煮汁を全体に行き渡らせ、味のむらをなくすために使用し、木製やステンレス製のものがある。オーブン用の紙、アルミ箔(はく)などを鍋の口径より一回り小さく切って代用してもよい。
このレシピをつくった人
鈴木 珠美さん
東京・西麻布にあるベトナム料理店「kitchen.」のオーナーシェフ。1999年にベトナムへ留学し、現地のシェフや料理研究家に師事する。帰国後、2002年3月に「kitchen.」をオープン。野菜をたっぷり使ったヘルシーなベトナム料理が人気で、お店は連日にぎわっている。
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