かきと豚肉のにんにくみそなべ
かきのおいしさを存分に味わえるお鍋です。下ごしらえでかきとにんにくの臭みをなくします。
写真: 木村 拓(東京料理写真)
材料
(4人分)
- ・かき (加熱用) 400g
- ・大根おろし カップ1/3
- ・豚ロース肉 (薄切り) 300g
- ・白菜 1/2コ
- ・にんにく 2/3~1コ
- ・酒 カップ1/2
- ・みそ (赤・麦みそ合わせて) 大さじ3~4
- ・細ねぎ 5本
つくり方
かきはボウルに入れて、大根おろしを加えてやさしく混ぜる。大根おろしが黒っぽくなるまで混ぜたら、流水ですすいで大根おろしを落とし、ざるに上げる。
白菜は芯と葉に切り分けてどちらもザク切りにする。
にんにくは皮をつけた状態で大きくほぐし、トースターで8分間ほど、皮が黒く色づくまで焼いてから取り出す。薄皮をむき、ボウルに入れてつぶし、酒とみそを加えて混ぜ合わせる。
皮つきのまま焼くことで中は蒸し焼き状態になり、においが抑えられ、簡単につぶすことができる。皮をむくときは、熱いので注意。
なべの内側を水でぬらしてから、白菜の軸のほうを底に並べ入れ、残りの軸と豚肉を交互にのせる。3をぬりつけるようにして広げ、かきをのせ、白菜の葉を半量のせてふたをする。
強火で2分間くらい熱してなべを温めてから弱めの中火にして、30分間くらい煮る。残りの葉をのせて、さらに4~5分間煮てから全体を混ぜて食べる。好みで細ねぎの小口切りを薬味にする。
◆なべをおいしく!◆
《かきとにんにくの下ごしらえで臭みをなくす》
なべに加えるかきは、臭みを抑えるために大根おろしなどでしっかり洗い、にんにくは皮つきのまま焼いて、独特の強いにおいを抑えます。また、みそを加えることで風味が増してそれぞれ素材のくせを中和します。
《しめはおじやで》
かきから出たにんにく風味のみそだしには、ご飯がピッタリ。なべにご飯を茶碗3~4杯分くらい入れて、ごはんがふっくらするまで煮、細ねぎの小口切りをふりかけます。
このレシピをつくった人
枝元 なほみさん
劇団の役者兼料理主任から無国籍レストランのシェフとユニークな経歴の持ち主。「エダモン」の愛称で、テレビに雑誌に大活躍。食材を組み合わせて新しいおいしさを見つけるのが大好きと語る。現在「ビッグイシュー日本版」のcookingのページも連載中。
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