あさりのスパゲッティ
新鮮なあさりが手に入ったら、是非つくりたい一品。うまみたっぷりの汁をからませるのがポイントです。そのために、パスタのゆで具合に注意しましょう。
写真: 青山 紀子
*1人分
材料
(2人分)
(4人分つくるときには、2回に分けてつくる。)
- ・スパゲッティーニ (乾) 160g
- *スパゲッティより細めのパスタ。今回使ったのは、太さ1.4mm。
- ・あさり (殻付き) 200g
- ・にんにく 1かけ
- ・赤とうがらし 2本
- ・パセリ 大さじ2
- ・塩
- ・オリーブ油
つくり方
鍋にたっぷりの水を入れて火にかける。(パスタをゆでるプロのコツ参照。)
あさりは海水程度(3.5%)の塩水につけて殻どうしをこするように洗い、すぐにざるに上げる。にんにくは皮をむいて包丁の腹でつぶす。赤とうがらしは種を取ってちぎる。パセリはみじん切りにする。
あさりは内臓ごと食べるものなので、新鮮な状態で使いたい。買ってきてすぐに使わない場合は、水に浸しておくと臭みが出てしまうので、ざるに上げてしっかり水けをきり、ラップをかけて冷蔵庫で保存する。殻ごと料理するものなので、使うときには、塩水につけてしっかりとこすり洗いし、殻についている汚れを取る。
フライパンにオリーブ油大さじ4、にんにく、赤とうがらしを入れ、弱火にかける。
香りが出たら、あさりを加え、水少々を注いで、ふたをして弱火で蒸す。
あさりの持つうまみ(水分)を上手に引き出すには、弱火でゆっくりと口を開かせること。新鮮なあさりには、白ワインは加えない。途中で水を少々加えると、温度が上がらず、じっくりと熱を加えることができる。また、フライパンを揺することで、あさりの上部まで火が通る。
はじめはパチパチといっているフライパンの中が、ジュージューという音に変わったら、あさりの口が開いているのを確認し、火を止める。
スパゲッティーニをゆでる。(パスタをゆでるプロのコツ参照。)
5のフライパンを強火にかけ、パセリを加える。さらにゆで上がったばかりのスパゲッティーニを加えて、汁をパスタにしっかりとからめる。
青い野菜はあさり独特の磯臭さを消してくれるとともに、味のアクセントとなる。パセリ以外でも、ほうれんそう、小松菜、青ねぎ、あさつき、青じそ、水菜、ズッキーニなど、その時期のものを使えばOK。パスタをフライパンに入れたら、強火でサッと、しかも、しっかりと混ぜ合わせ、水と油をうまく乳化させること。フライパンを傾けて、汁がゆっくりと流れ落ち、トロンとしていれば、食べたときに油っぽくない。
《プロのコツ》
1. できるだけ新鮮なあさりを使う。
2. あさりは弱火でゆっくりと口を開かせる。
3. パセリなど青い野菜を入れる。
4. あさりとパスタを合わせるときは、手早く強火でしっかりと。
◆この「あさりのスパゲッティ」を使ったレシピ◆
あさりのトマトスパゲッティ
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