レモン酢豚
レモンとトマトの酸味も爽やかな、新感覚の酢豚です。薄切り肉でつくるから、油通しの必要がないのでお手軽ですよ。
写真: 野口 健志
*1人分
*肉を室温に戻す時間は除く。
材料
(2人分)
- ・豚バラ肉 (薄切り) 130g
- 【下味】
- ・酒 大さじ1
- ・しょうゆ 小さじ1
- ・黒こしょう (粗びき) 適量
- ・かたくり粉 小さじ1
- ・トマト 1/2コ(90g)
- ・レモン (国産) 1/4コ(30g)
- *輸入物の場合は皮を丁寧に洗って使う。
- ・たまねぎ 60g
- ・スナップえんどう 4コ
- 【A】
- ・砂糖 大さじ2
- ・酒 大さじ2
- ・しょうゆ 小さじ1
- ・塩 一つまみ
- ・サラダ油
つくり方
豚肉は冷蔵庫から出して室温に戻し、1枚ずつはがしてから2~3cm幅に切る。
薄切り肉が重なってくっついたままでは、下味が均一になじまない。1枚ずつはがしてから切って。
【下味】の材料を順にふってもみ込み、最後にかたくり粉を加えて全体にまぶす。
炒め物の肉は【下味】をしっかり。最後にかたくり粉をまぶしておくと、うまみがとじ込められ、仕上げにとろみがついて味がまとまる。
トマトは4等分のくし形に切ってヘタを除き、皮と果肉の間に包丁を入れてむく。4等分のいちょう形に切る。レモンはヘタと中心の白い部分を切り落とし、7~8mm厚さのいちょう形に切る。たまねぎは小さめの乱切りにする。スナップえんどうはヘタと筋を除いて斜め半分に切る。
ここではトマトとレモンの酸味が調味料代わり。肉のこってり感をやわらげる。トマトは皮をむいて口当たりをよくし、種や汁けは味つけに生かす。
フライパンにサラダ油少々を中火で十分に熱し、やや火を弱め、2の肉を広げ入れる。片面に焼き色がついたら裏返し、反対側も焼く。
フライパンと油が程よく温まっていれば、炒めるのは弱めの中火で十分。強火では肉が堅くなる。「炒める」といってもあわただしく混ぜるのではなく、最初は肉を「焼く」ような感覚で。
3の野菜を加えてサッと炒め、水カップ1/4を加える。煮立ったら【A】の調味料を加える。
底から大きく混ぜ、とろみがついたら器に盛る。
【ここをマスター】
・肉は必ず室温に戻し、1枚ずつはがして切る。
・下味をよくなじませて、かたくり粉でコーティング。
・酸っぱい=「酢」に限らない。トマトとレモンの酸味を生かす。
・火加減強すぎ、混ぜすぎは禁物!まずは肉をおいしく焼くべし。
このレシピをつくった人
吉田 勝彦さん
東京・代々木上原にある中華料理店オーナーシェフ。旬の食材のおいしさを最大限に引き出す、ヘルシーでシンプルな中華料理が評判を呼んでいる。家庭で実践しやすいレシピも人気。
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