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きょうの料理レシピ

いんげんとアスパラのだしびたし

透き通るだしからのぞく緑のグラデーションに、若々しい芽吹きを感じる一品。だしに浸すのは、野菜のみずみずしさと色を楽しむ初夏ならではの演出です。

いんげんとアスパラのだしびたし

写真: 澤井 秀夫

材料

(4人分)

・さやいんげん 100g
・グリーンアスパラガス 3本(100g)
・絹さや 50g
・だし カップ2
・塩
・うす口しょうゆ

つくり方

1

さやいんげんはヘタを切り落とし、長さを半分に切る。アスパラガスは切り口が堅ければ切り落とし、下のほうが筋っぽい場合は薄く皮をむく。穂先を切り離し、残りは縦半分に切ってから、約2cm長さに切る。絹さやはヘタと筋を取る。

2

鍋に湯を沸かし、多めの塩を入れ(湯カップ6に対して塩小さじ1強(8g)が目安)、1の野菜を1種類ずつ強火でゆでる。

! ポイント

塩を加えると、沸点が上がり、浸透圧でゆで時間が短くなる。ゆでている間も絶えず混ぜて、火の通りを均一に。

3

色が鮮やかになり、歯ごたえが残りながらもきちんと火が通ったら、氷水にとる。

! ポイント

甘みを引き出すためには、ちゃんと火を通してアクを抜くのが大事。「ガリッ」という食感を少しでも感じたら早すぎ。

4

3の野菜が冷えたら取り出し、水けを拭く。だしに塩小さじ1を入れて混ぜ、野菜を浸し、30分間以上おく。食べるときに、好みでうす口しょうゆ小さじ1を加える。

! ポイント

もちろんすぐ食べて、野菜の純粋な味を楽しんでも。時間をおけば、だしのおいしさを感じられる。

全体備考

【こんな食べ方も】
・半熟ゆで卵、マヨネーズを添え、黒こしょう(粗びき)をふってサラダ風に。
・すりごま・しょうゆ・砂糖であえてごまあえに。
・ごま油・塩、糸とうがらしとあえてナムル風に。

きょうの料理レシピ
2012/05/07 【土井善晴の初夏のおいしいもん】緑を愛(め)でる野菜料理

このレシピをつくった人

土井 善晴

土井 善晴さん

おいしいもの研究所代表。長年にわたる多様な食の経験から、和食文化の伝統を踏まえた一汁一菜を提案。新しい発想で料理を楽しくするきっかけをつくったと評価され、2022年度 文化庁長官表彰に選ばれる。各大学にて教授、講師も務める。

後でコメントいたします。
(初めて生わさびをおろしました。)
2021-06-06 02:52:56
野菜モリモリは大好きです。
大鍋で作りたいくらい美味しいです。
今回参考にしたレシピに、ほうれん草と人参を追加しました。調味料や出汁は倍の分量を支度して、野菜の量に合わせて必要分だけ使いました。
また作ります。
2021-06-05 11:35:10
美味しくできました。今度は、菜の花 きぬさや等をを入れてもいいですね。少ししょうゆを少なく薄口で作ってみます。
2021-05-20 09:31:14
鶏肉は柔らかく、出汁に鶏肉・椎茸・青葱の旨味が溶け込み、さっぱりとして美味しいです。
わさびで味が更に引き締まります。
今回はレシピ通りに作りましたが、次回はお醤油の量を少し控えても良いかな?
2021-05-20 07:14:55
茶こしが無かったので、ポリ袋に鶏肉と小麦粉を入れてシャカシャカしました。ワサビを付けるのが良いですね!家族に「美味しい」と喜ばれました。
2021-05-19 02:09:00

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