梅干し-簡単袋漬け-1塩漬け
材料
(つくりやすい分量)
- ・完熟梅 1kg(約25コ)
- ・粗塩 130g
- *梅の重量の13%。
- ・きび糖 65g
- *粗塩の半量。
つくり方
梅は水をはったボウルの中で傷をつけないようにやさしく洗う。水をかえて30分~1時間おき、アクをぬく。
1の梅をざるに上げ、ボウルに重ねる。紙タオルで1コずつ水けを拭いて、なり口についているヘタを竹串で取る。
ポリ袋(柔らかい材質の食品用ポリ袋/Lサイズ)に粗塩、きび糖を合わせて軽く混ぜる。
砂糖を加えるとまろやかでコクのある味わいになるが、甘くはならない。梅酢が上がりやすくなり、保存性も高まる。
3に2の梅を加える。片手で口を押さえ、もう片方の手で、袋の底を持ち、塩と砂糖を全体にまぶす。
袋の口を上にして平らな所に置き、袋の上から梅を軽く押さえるように空気を抜きながら、梅のすぐ上のあたりで袋の口をしっかりと結んで閉じる。結び目のすぐ上でもう一度結び、二重結びにする。
5の袋をもう1枚のポリ袋に入れて二重にし、5と同様にして口を二重結びにして閉じる。
袋が破れて梅酢がこぼれた場合に備え、密封容器(ふたは不要)や少し深めのバットなどに6を入れて、梅酢が上がるまで1週間ほど室温におく。梅酢が上がるまでは1日1回、袋の底を軽くなでる。こうすることで梅酢が早く上がる。2~3日たつと梅酢が上がってくる。
1週間ほどたって梅酢がたっぷり上がったら、梅酢(白梅酢)をボウルに移す(白梅酢が不要な場合は取り出さなくてもよい)。白梅酢は全量を取り出さずに、梅がかぶるくらいの量を袋に残しておく(かびの発生を防ぐため)。赤じそがあれば、すぐに赤じそ漬けにする。赤じそがなければ、新しいポリ袋に梅と残した梅酢を移し、5~6と同様にして口を閉じて袋を二重にし、赤じそが入手できるまで7と同じ容器に入れて冷蔵庫で保存する。取り出した白梅酢は清潔な保存瓶に移す。
赤じそ漬けにせずに白梅干しとして楽しみたい場合は、梅酢を取り出したら新しいポリ袋に移し、土用干しにするまで冷蔵庫で保存する。
こちらの手順も参考に
梅干し-簡単袋漬け
梅干し-簡単袋漬け-2赤じそ漬け
梅干し-簡単袋漬け-3土用干し
このレシピをつくった人
荻野 恭子さん
自宅で料理教室を主宰しながら、ユーラシアを中心に世界各国を周り食文化の研究を続ける。
「きょうの料理」テキストに「とっておきの保存食」を連載し、好評を得る。
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