たいの昆布じめの手まりずし
自家製の昆布だしを使うのがポイント!粉だしなら少ない分量でも味が均一にしっかりしみ込み、驚くほど簡単にできます。
写真: 鈴木 雅也
*1人分
*たいを昆布じめにする時間と米の吸水時間は除く。
材料
(つくりやすい分量。すし飯の分量は約4人分)
つくり方
バットに【A】 の「昆布の粉だし」と塩の各半量をふり入れ、ガーゼを敷いてたいを重ならないように並べる。たいの上にさらにガーゼをのせ、残りの粉だしと塩をふり、乾燥しないようにラップフィルムをかけ、冷蔵庫で一晩おく。
粉だしと塩はそのままふりかけてもよいが、ガーゼの上からふると細かい粒が残らず、なめらかに仕上がる。
すし飯の準備をする。米をとぎ、約1時間吸水させてから、やや堅めに炊き上げる。
ガーゼを取り除いた1のたいに酢大さじ3~4をふりかけて、余分な塩を落とす。紙タオルで水分をふき取り、一口大のそぎ切りにする。
この作業を酸洗いという。たいの全体に酢が一度かかればよい。生臭みを取る効果もある。
【合わせ酢】の材料を混ぜる。2のご飯を盤台か大きめのボウルにあけ、【合わせ酢】をかけてあおぎながら切るように混ぜ、荒熱を取って一口大に丸める。
ラップフィルムを18cm角ぐらいに切り、その上に、たい、わさび、4のすし飯の順にのせてくるみ、一つにまとめる。
ラップフィルムの口を絞るように丸めると、真ん丸に仕上がる。最初にご飯の大きさをそろえておくと、粒がそろって美しい。
ラップフィルムを取って皿に盛り、甘酢しょうがを添える。好みでしょうゆをつけて食べる。
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このレシピをつくった人
山本 麗子さん
20代でフランスをはじめヨーロッパ各地で料理とお菓子を食べ歩き、その後は中国やアジア各地で中華料理屋エスニック料理の研究を重ねる。現在は自然豊かな長野県で、料理教室を主宰している。
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