かれいの煮つけ
フライパンは、魚を並べやすく取り出しやすいため、煮魚にうってつけ。切り身の子持ちがれいを、おいしく煮るポイントをマスターしましょう。
写真: 中村 淳
*1人分
材料
(2人分)
- ・かれい (切り身) 2切れ
- ・わけぎ 2~3本
- *3~4cm長さのブツ切りにする。
- ・しょうが 1/2かけ
- 【煮汁】
- ・砂糖 小さじ1+1/2~2
- ・水 カップ1/3
- ・酒 カップ1/3
- ・みりん カップ1/3
- ・しょうゆ 大さじ1強
つくり方
フライパンは、あまり広すぎず魚がきっちりと並ぶものを使うとよい。【煮汁】の調味料を入れて火にかけ、煮立ったら、かれいを並べ入れる。
冷たい煮汁に入れて煮はじめると、魚の臭みが出てしまう。沸騰したところに加えれば、魚の表面がすぐに固まり、うまみが閉じ込められる。
【煮汁】をスプーンや玉じゃくしなどですくって、かれいにかける。煮魚の場合、煮くずれないように、魚はひっくり返さず、【煮汁】から出ている部分に時々【煮汁】をかけながら煮る。
皮をこそげ取って薄切りにしたしょうがを加え、【煮汁】をかれいにかける。
水でよくぬらした落としぶたをし、10~15分間中火で煮る。途中、時々落としぶたを取って【煮汁】をかれいにかける。
落としぶたには、汁けが魚全体に行き渡る、蒸発しすぎない、魚が動かない、という効果がある。鍋より一回りほど小さいものがよい。
かれいの卵の部分に竹ぐしを刺してみて、卵がついてこなかったら、わけぎを加えてサッと煮る。かれいをくずさないようにフライ返しを使って取り出し、器に盛る。わけぎとしょうがを手前に添え、【煮汁】を回しかける。
【かれいの煮つけの3つのキーワード】
1.かれいは沸騰した煮汁に入れる
2.時々煮汁を回しかけて全体に行き渡らせる
3.落としぶたをして煮る
このレシピをつくった人
清水 信子さん
(1938~2021)東京生まれ。難しいと思われている日本料理を、時代の移り変わりとともに変わる素材や料理器具に合わせて、より簡単にわかりやすく、手早くつくれるように工夫して伝えた。懐石から惣菜まで、今の時代に合った調理法のおいしいレシピが好評。
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