ババロア
どこか懐かしい香りと、ふんわりとした上品な口溶けが魅力のババロア。実は身近な材料でつくれます。初めてでも大成功間違いなしのレシピをご紹介します。
写真: 邑口 京一郎
*全量
*全量
*冷やし固める時間は除く。
材料
(直径18×深さ7cmの型1コ分/500mlの液体が型の8分目くらいになる容量。ここでは陶器の丼を使用。)
- ・卵黄 2コ分
- ・砂糖 90g
- ・牛乳 300ml
- ・生クリーム 120ml
- ・粉ゼラチン 10g
- *濃度があるカスタード液に加えるため、水でふやかさないタイプもふやかして溶けやすくする。
- ・バニラエッセンス 少々
- *好みでブランデーやオレンジリキュール、ラム酒などの洋酒もおすすめ。
- 【ホイップクリーム】
- ・生クリーム 80ml
- ・砂糖 小さじ2~3
- ・レモンフルーツソース (キウイ) 適宜
- *全体備考参照
下ごしらえ・準備
1 水60mlに粉ゼラチンをふり入れてふやかす。
2 取り出しやすいように、型の内側を水でぬらし、逆さにして水けを軽くきる。
3 鍋に湯煎用の湯を沸かしておく。
つくり方
鍋に牛乳を入れ、弱火で沸かしはじめる。
耐熱ボウルに卵黄を入れて泡立て器でほぐし、砂糖を3~4回に分けて加え、そのつどなめらかになるまでグルグルと手早くすり混ぜる。
1の牛乳がフツフツと沸いてきたら(沸騰直前)、2に1/4量ほど加えてグルグルと混ぜる。全体になじんだら残りの牛乳をすべて加えながら混ぜる。
3を鍋に戻して湯煎(弱火/沸騰直前の湯)にかけ、耐熱のゴムべらで混ぜながら薄いとろみがつくまで約3分間煮る。
ポタージュくらいのとろみが目安。
湯煎から外し、ふやかしたゼラチンをスプーンで粗くほぐして加え、よく混ぜて溶かす。
バニラエッセンスを加えて混ぜ、ざるでこしてきれいなボウルに移す。
別のボウルに生クリームを入れ、底を氷水に当てて泡立て器で五分(ぶ)立て(トロトロとしたとろみのある状態)に泡立てる。氷水から外す。
室内が暑いときは冷蔵庫に入れておく。
同じ氷水に6のボウルを当て、ゴムべらで混ぜながら、7と同じくらいのとろみがつくまで冷やす。氷水から外す。
7の生クリームの約1/2量を8のカスタード液に加え、全体になじむまで泡立て器で混ぜる。残りの生クリームも加えて同様に混ぜる。
とろみが足りない場合は、再び氷水に当ててゴムべらで混ぜて、トロリとさせる。また、とろみがつきすぎたら人肌程度のぬるま湯に当てて混ぜ、トロリとした状態に戻す。
型に注ぎ入れ、ラップをして冷蔵庫で2時間以上冷やし固める。
清潔な手の指先を水でぬらして(またはスプーンの背で)10の縁を押し、型との間に隙間をつくって底のほうまで空気を入れ、皿に返す。
【ホイップクリーム】をつくる。ボウルに生クリーム、砂糖を入れ、底を氷水に当てて八〜九分立て(軽くツノが立つくらい)に泡立てる。ポリ袋に入れて角を切り、11の周囲に絞る。食べやすく切り、好みでレモンフルーツソースをかける。
◆レモンフルーツソース【キウイ】の材料とつくり方◆
(つくりやすい分量)
キウイ1コ(100g)は5~6mm角に切り、レモン汁小さじ1、砂糖小さじ2を加えて混ぜ、5~6分間おく。
◎エネルギー/80kcal(全量) ◎塩分/0g(全量) ◎調理時間/8分
【その他おすすめのレモンフルーツソース】
◆レモンフルーツソース【パイナップル】【メロン】の材料とつくり方◆
(つくりやすい分量)
パイナップル(正味)150gとメロン(正味)150gは、それぞれ5~6mm角に切り、レモン汁小さじ1、砂糖小さじ2~3をそれぞれに加えて混ぜ、5~6分間おく。
パイナップル ◎エネルギー/110kcal(全量) ◎塩分/0g(全量) ◎調理時間/8分
メロン ◎エネルギー/90kcal(全量) ◎塩分/0g(全量) ◎調理時間/8分
◆型のこと◆
冷やし固める型は陶器やガラスの器、ボウル、豆腐のパック、保存容器、手持ちのお菓子用の型など家にあるものを活用すればよい。サイズもお好みで。
このレシピをつくった人
舘野 鏡子さん
1970年生まれ。桐朋学園大学ピアノ科卒業。NHK「きょうの料理」の料理アシスタントを10年続け、独立。三世代の家族が満足できる食事、家庭でつくりやすい献立やお菓子を日ごろから研究。
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