漬け玉ポテトサラダ
ホクホクのじゃがいもに、ベーコンの香り、生野菜の食感、酸味のきいたドレッシングを合わせてしっとりと仕上げます。ポイントはじゃがいもが熱いうちに具を一気に混ぜること。黄身がトロ〜ッと流れる漬け玉をのせて、驚きも忘れずに!
写真: 伊藤 菜々子
*1人分
*1人分
*ゆで卵をめんつゆにつける時間、粗熱を取る時間、ポテトサラダに味をなじませる時間は除く。
材料
(4~6人分)
- ・じゃがいも 4コ(500g)
- ・たまねぎ 1/4コ(60g)
- ・きゅうり 1/2本(50g)
- ・ベーコン (薄切り) 50g
- 【ドレッシング】
- ・マヨネーズ 80g
- ・粒マスタード 20g
- ・牛乳 カップ1/4
- 【漬け玉】
- ・卵 2~3コ
- ・めんつゆ 適量
- *全体備考参照。
- ・黒こしょう (粗びき)
つくり方
卵は沸騰した湯で6分間ゆで、すぐ氷水で冷やす。殻をむいて保存容器に入れ、めんつゆをヒタヒタに注いで紙タオルをのせる。冷蔵庫に入れて3〜4時間おく。
卵はゆで時間を守ってすぐ冷やすことで、おいしそうな半熟状に仕上がる。時間があれば半日漬けるとよい。
紙タオルをのせるとムラなくめんつゆがしみ込む。
たまねぎは繊維に沿って薄切り、きゅうりは薄い輪切りにする。ベーコンは1cm幅に切り、油をひかずに中火のフライパンでカリッとするまで炒める。紙タオルの上に取り出し、脂を落とす。
水っぽくなるので、たまねぎは水にさらさない。すっきりした味わいに仕上げるため、ベーコンの余分な脂は落とす。
野菜類は厚めに切ってもOK。食感が楽しめる!
【ドレッシング】の材料を混ぜ合わせる。
牛乳を加えると、じゃがいもがしっとりする。
【ドレッシング】はとろみが少なく、シャバシャバな状態。
じゃがいもはよく洗い、水けは拭かずに皮ごと水でぬらした紙タオル(電子レンジ対応のもの)で1コずつ巻き、さらにラップで包む。電子レンジ(600W)に3分間かけて上下を返し、さらに3分間かける。
水でぬらした紙タオルを忘れずに巻くこと。
竹串を刺してスルッと入る柔らかさがベスト。堅ければ様子を見ながら、さらに数分間電子レンジにかける。
熱いうちにじゃがいもの皮をむいて(やけどに注意!)ボウルに入れ、木べらでザックリとつぶす。
まずは手早く、ザックリとつぶす。
2のたまねぎ、きゅうり、ベーコンを加え、さらにじゃがいもをつぶしながら混ぜ合わせる。
アツアツのじゃがいもに野菜を加え、余熱で軽くしんなりとさせる。
【ドレッシング】を加え、均一に混ぜ合わせる。粗熱が取れたら保存容器に入れ、約30分間おいて味をなじませる。ポテトサラダの完成!
【ドレッシング】は一気に加え、じゃがいもに【ドレッシング】を吸わせるように混ぜる。混ぜはじめは【ドレッシング】の水分でしっとりしている。
一晩おくとさらに味がしみ込み、ねっとりとした食感に。
1の【漬け玉】の汁けを拭き、半分に切る。器に7のポテトサラダを盛り、【漬け玉】をのせて黒こしょう少々をふる。
卵のオレンジ色で、ポテトサラダが格上に!
◆だしとめんつゆの話◆
だしは水1リットルに昆布10gを一晩つけて中火にかけ、沸騰する直前で昆布を取り出して差し水をし、削り節30gを加えて火を止める。粗熱が取れたら静かにこす。めんつゆは、だし6:しょうゆ1:みりん1の割合で混ぜたもの。市販のストレートタイプで代用可。
◆林さん直伝プロの技◆
1.食感と酸味、香りを大切にする。
2.味をしっかりつける。
3.食卓が盛り上がるように、見た目の驚きを大切にする。
このレシピをつくった人
林 高太郎さん
東京の名居酒屋で約10年修業を積み、独立。2021年に開店10周年を迎え、名実ともに東京を代表する店に。飲食業界に衝撃を与えた、燻(くん)製卵が鎮座したポテトサラダは、店を代表する一品。
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