ジューシー酢豚
柔らかい肉団子を使った酢豚。パイナップルを使った豪華な盛り付けはみんなに大人気。
写真: 友田 富造
*1人分
材料
(つくりやすい分量)
- ・豚もも肉 (切り落とし) 200g
- 【肉の下味】
- ・酒 大さじ2
- ・しょうゆ 小さじ2弱
- ・こしょう 少々
- ・ごま油 少々
- ・卵 1コ
- ・小麦粉 大さじ3強
- ・ピーマン 3コ(約80g)
- ・ジャンボピーマン (黄) 1/2コ(約70g)
- ・きゅうり 1本(約70g)
- ・ゆでたけのこ (小) 1本(約50g)
- ・にんじん (小) 1本(約100g)
- ・たまねぎ 1/2コ(約100g)
- ・カリフラワー 1/4コ(約100g)
- ・パイナップル 1コ
- 【甘酢の材料】*カップ3弱
- ・砂糖 カップ1/2弱~2/3弱(60~80g)
- ・酢 カップ1/3強(80ml)
- ・トマトケチャップ カップ1/2強(120ml)
- ・塩 小さじ2弱
- ・スープ カップ1+1/2(300ml)
- *顆粒チキンスープの素(中国風)を表示どおりに湯で溶く。
- ・酒 小さじ1
- ・ごま油 小さじ1
- ・こしょう 少々
- ・ラーユ 少々
- ・水溶きかたくり粉 大さじ2強
- *かたくり粉大さじ2強を同量の水で溶く。
- ・サラダ油 カップ7
- *今回は新しい油を使うが、何度か使用した揚げ油でもよい。
つくり方
豚もも肉を1cm幅に切って、ボウルに入れる。下味の調味料、卵、小麦粉を加えてよく練り混ぜる。
ティースプーンで3cm大の肉だんごをつくり、バットに並べる。
ティースプーンを水でぬらしながら肉だんごをつくると、スプーンに肉がくっつかず、まとめやすい。
肉だんごを置く前に、バットにサラダ油をぬっておくと、バットに肉だんごがつかない。
ピーマンは縦半分に切り、ジャンボピーマンとともにヘタと種を取り、斜めに1cm幅に切る。
油通しの時間が違うので、野菜ごと分けてバットに置く。
きゅうりは縦半分に切り、斜めに2~3mm幅の薄切りにする。ゆでたけのこは縦半分に切って、縦に2~3mm幅の薄切りにする。にんじんは長さを半分にして、縦に2~3mm幅の薄切りにする。大きいものはさらに幅を半分に切る。
野菜の厚みを2~3mmにそろえることが、うまく火を通すコツ。
たまねぎは1枚ずつむいて、1cm幅に切る。カリフラワーは茎のほうから一口大に切る。
たまねぎは1枚づつむいてから切ると大きさがそろう。真ん中の部分も、ほかと同じ大きさに切る。
パイナップルは葉を落とし、縁にぺティナイフでぐるりと切り込みを入れ、真ん中も十文字に切る。
ペティナイフはしっかりと奥まで入れる。パイナップルの皮は器に使うので、洗っておく。
中身を取り出して、塊は芯を除いて一口大に切り、12コ程度を取り分ける。くずれた部分はみじん切りにして、甘酢あん用に大さじ1~2を取り分ける。
取り分けたもの以外は、ジュースやシャーベットなどデザートとして楽しんで。
深鍋に、サラダ油を鍋の高さの半分くらいまで入れて、140~150℃に熱する。
深鍋にまずカリフラワーを入れ、約1分後ににんじん、その約30秒後にたまねぎ、その約30秒後にきゅうりを入れ、残りの野菜を入れてすぐに取り出す。
140~150度を温度計ではかって材料を入れる。温度計がない場合は、一度水でぬらしてふいた菜ばしか割りばしを入れると、ごく小さい泡が少しだけ出るのが目安。低温の油で野菜の表面だけ熱を通して、いためやすくすることを「油通し」という。油通しをすると、野菜の青臭さが抜け、色や歯ごたえがよくなる。
9の深鍋の油の温度を165~170℃に熱して、肉だんごを揚げる。
165~170度を、温度計ではかる。温度計がない場合は、一度水でぬらしてふいた菜ばしか割りばしをを入れると、細かい泡がゆっくり出るのが目安。なるべく低い位置から肉だんごを入れるのが、安全に揚げるコツ。
薄いきつね色になったら、網じゃくしで紙タオルを敷いたバットに上げて、3~4分間おく(一度揚げ)。
一度揚げするだけでは、中まで火が通りにくい。一度揚げしてから3~4分間置いて、余熱で火を通してから2度揚げする。
油の温度を175~180℃に熱して、11を入れてサッと揚げ、きつね色になったら取り出す(二度揚げ)。
175~180度を、温度計ではかる。温度計がない場合は、一度水でぬらしてふいた菜ばしか割りばしを入れると、大きな泡が勢いよく出るのが目安。
フライパンに【甘酢の材料】を入れて中火で温め、取り分けたパイナップルのみじん切りを加える。
新鮮な風味がつくように、パイナップルのみじん切りは最後に甘酢に加える。
13のフライパンに、水溶きかたくり粉を数回に分けて少しずつ加え、とろみをつける。
最後にとろみをつけてから残りの具材を加えれば、落ち着いて仕上げられる。
14に肉だんご、野菜、パイナップルを加えて、木べらで甘酢あんとからめる。パイナップルの皮の器に盛りつける。
甘酢の良い香りに完成を急ぎたくなるが、最後は慌てず確実に。
よく合うスープはこちら
レタスとトマトのスープ
このレシピをつくった人
程 一彦さん
(1937~2019)大阪梅田の台湾料理店店主。日本人の父と台湾出身の母の間に生まれる。貿易商を経て、台湾、香港での料理修行後、家業を継ぐ。現在は料理教室をしながら、関西のマスコミを中心に、テレビ、ラジオ、雑誌などで大活躍。
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