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きょうの料理レシピ

ゆでたけのこ

「春の味覚の王者」と呼ばれる「たけのこ」。丁寧な下ごしらえで、滋味深い味わいを満喫しましょう。

ゆでたけのこ

写真: 宮濱 祐美子

材料

(つくりやすい分量)

・たけのこ 1~2本(約1kg)
・米ぬか カップ1弱
*全体備考参照

つくり方

1

たけのこは外側の堅い皮を2〜3枚むく。

2

穂先の堅い部分を斜めに切り落とす。

3

皮に縦に2〜3か所、2~3mm深さの切り目を入れる。

! ポイント

切り目を入れると、ゆでたあとに皮がむきやすくなる。

4

大きくて深めの鍋にたけのこを入れ、かぶるまで水を加える。米ぬかをたけのこの表面を覆うように加え、強めの中火にかける。

! ポイント

たけのこが水面から出るようなら、紙タオルを2~3枚重ねて落としぶたにするとよい。

5

グラグラと沸いてきたら中火にし、フツフツと沸いた状態を保ちながら、柔らかくなるまで50分~1時間ゆでる。途中、たけのこが水面から出るようなら、水を足す。

! ポイント

たけのこが常に湯につかった状態を保ちながらゆでる。

6

根元のほうに竹串を刺し、抵抗なく中心までスッと通ったら、火を止める。鍋にふたをして、そのまま冷ます。

! ポイント

多少ゆですぎてもよいので、しっかりゆでる。また、鍋の中で完全に冷ますと、えぐみが取れる。

7

流水でぬかをサッと洗い落とし、皮をむく。

! ポイント

繊維が堅い皮はすべてむく。穂先の柔らかい皮(姫皮)は、刻んでみそ汁やあえ物などに使うとよい。

8

穂先の堅い部分を切り落とす。堅い根元を1cmほど切り落とし、さらに根元側の堅い表面をグルリとむく。サッと洗って水けをきる。

全体備考

◆たけのこの目利き◆
たけのこは、土の中でゆっくり育ち、日に当たる時間が短いものが柔らかくておいしい。ずんぐりと太くて重く、皮の色が薄いものを選ぶとよい。

●ぬかがないときは
ぬかと水のかわりに、米の最初のとぎ汁でゆでるとよい。とぎ汁が足りないようなら、2回目のとぎ汁(または水)適宜を足す。

●すぐに使わないときは
たけのこを二〜四つ割りにして保存容器に入れ、完全にかぶるまで水を加える。毎日水をかえて、冷蔵庫で3~4日間保存可能。

きょうの料理レシピ
2022/04/18 はじめての手仕事 たけのこ

このレシピをつくった人

山脇 りこ

山脇 りこさん

長崎県の日本旅館に生まれ、四季折々の料理に触れながら育つ。素材の持ち味を生かした野菜料理や保存食が得意。旅好きで、海外の料理にも造詣が深い。

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