
きょうの料理レシピ
あずき粒あん
小豆の味がしっかり感じられる、手づくりならではのやさしい甘さ。小豆を浸水させずにつくれる手軽なレシピです。1日ねかせて味をなじませると、よりおいしくなります。

写真: 鈴木 正美
エネルギー
/1340 kcal
*全量
塩分/1 g
*全量
調理時間
/90分
*冷ます時間は除く。
材料
(つくりやすい分量/でき上がり約550g)
- ・小豆 200g
- *香りのよい北海道産を使用。時間とともに味や香りが落ちやすいので、使うときに買うのがおすすめ。
- ・グラニュー糖 170~200g
- ・塩 1つまみ
つくり方
小豆をゆでこぼす
1
小豆は水洗いして鍋に入れ、水カップ3を加えて強火にかける。沸騰したら、差し水カップ1を加える。
! ポイント
差し水をすると小豆の皮の間に水分が浸透し、煮えやすい。
2
再び沸騰したら、2分〜2分30秒間、沸騰する火加減でゆで続け、ざるにあける。
再びゆでてアクを出す
3
鍋に水カップ3と小豆を入れ、強火にかける。沸騰したら、そのつど差し水を3〜5回(計カップ2+1/2くらい)しながら、約10分間ゆでてアクを出す。
4
湯が十分に赤く濁ったら、小豆をざるにあけ、サッと水をかける。
! ポイント
湯が赤く濁ったら、しっかりアクが出た合図。豆もふくらんでくる。
柔らかくなるまで煮る
5
もう一度鍋に水カップ3と小豆を入れ、強火にかける。沸騰したら火を弱め、小さな泡がポコポコと出て豆が軽く踊っている状態でふたをし、20~30分間煮る。
! ポイント
常に小豆に湯がかぶっているように、適宜差し水をする。
6
木べらに小豆をのせてへらでつぶし、抵抗なくつぶれるくらいの柔らかさになればOK。
! ポイント
または、小豆を小さじ1ほど食べてみて、堅いようならもう少し煮るとよい。
7
小豆が踊らないように紙ぶたをしてからふたをし、差し水をせずにごく弱火で約30分間煮る。
! ポイント
紙ぶたは、オーブン用の紙を鍋より一回り小さい円形に切り、中央に穴をあけてつくる。
8
火を止めてざるにあけ、湯をきる。
! ポイント
煮くずれていたら、ざるにさらしや布巾を敷いてから小豆をあけるとよい。
あんを練り上げる
9
鍋に小豆を戻し、グラニュー糖の半量を加える。強火にかけ、木べらで大きくゆったりと練る。
10
グラニュー糖がなじんで水分が減ってきたら、残りのグラニュー糖を加え、強火のまま練る。
! ポイント
はねるようなら、若干火を弱める。
11
塩1つまみを加え、木べらですくうと山形になり、少しくずれるくらいになったら練り上がり。
! ポイント
少量の塩を加えることで甘みが引き締まる。
12
火を止め、バットに移して冷ます。
! ポイント
バットに入れるときは1すくいずつ山形にしておくと、早く冷める。
全体備考
●保存
冷蔵庫で約1週間、冷凍庫で約1か月間保存可能。冷凍の場合は冷凍用保存袋に薄く平らに入れると、使う分だけ取り出しやすい。自然解凍して使う。
きょうの料理レシピ
2021/03/24
いちおしスイーツ
このレシピをつくった人

金塚 晴子さん
製菓学校で和菓子を学び、茶会や料亭の依頼菓子をつくるうちに、センスと味のよさが評判を呼ぶ。東京都内で和菓子教室を主宰。やさしくておいしい和菓子が評判を博している。
金塚先生のあんこレシピの最新版ですね。作り方が簡素でわかりやすくなりましたが、丁寧に書かれた以前のレシピの方が不思議と美味しくできました。そしてお砂糖控えめで塩ひとつまみにしたら、いつも塩入れないからか少ししょっぱさを感じました。でも、先生のあんこレシピが一番好きです。これはこれで美味しい。次は塩なし、砂糖は乾燥豆と同量で作ります。
2023-03-22 02:05:09
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