柚子スパイスチャイ
柚子(ゆず)が余ったときは「干し柚子」にして。チャイに入れて、柚子の香りを思う存分楽しみましょう!
写真: 宮濱 祐美子
*1人分
*1人分
材料
(2人分)
- 【A】
- ・干し柚子 (細かく刻む) 1/3~1/2コ分
- *全体備考参照。
- ・柚子の種 (干したもの) 10粒
- *あれば/全体備考参照。
- ・クローブ 4~5粒
- ・ほうじ茶(または紅茶)の茶葉 小さじ2
- ・牛乳 カップ1+1/2
つくり方
鍋に水カップ1+1/2、【A】を入れて中火で5分間ほど煮る。
茶葉を加え、茶葉が開いたら牛乳を加えて煮る。沸騰直前で火を弱めて3分間ほど煮て、こしながらカップに注ぐ。好みで干し柚子(分量外)を小さくちぎって散らす。
◆干し柚子◆
柚子はみかんの皮をむく要領で、丁寧に皮をむく。ヘタを取り、ヘタの穴に麻ひもを通す。室内の涼しく風通しのよい場所につり下げ、完全に乾くまで、5日間~1週間干す。その後も干したままでOKだが、様子を見て傷まないうちに早めに使いきる。
《活用法》
・ちぎってスープやお茶に加えて香りづけに。細かく刻んで塩や七味とうがらしに混ぜたり、焼き菓子の生地に混ぜて使う。
・「果肉」は「柚子しょうゆ」や「柚子酢」に使う。
・「種」は乾燥させてお茶などに使うとよい。種は洗って水けを拭き、ざるに広げて3日間ほど干す。色づくまでからいりする。香ばしく、ほろ苦く、柚子の爽やかな香りもあり、そのまま煮出したり、チャイや緑茶に入れたりしてもおいしい。
このレシピをつくった人
コウ 静子さん
料理家である母、李映林さんの韓国薬膳を取り入れた日々の食卓や、2人のいとこが韓医学博士で韓医師と婦人科医という環境から、薬膳や韓医学を身近に感じて育つ。自身も国際中医薬膳師である。
TV、ラジオ、雑誌など多数のメディアで料理を提案しながら、自分自身と向き合い、日々の食卓を大切にすること。それは心と体を美しく豊かにしてくれるということを、料理を通じて伝えている。
講演、飲食店プロデュースや雑貨の提案も行っている。弟のコウケンテツさんも同じく料理家として活躍中。
著書に「野菜たっぷりの薬膳韓国ごはん」(大和書房)「症状別 体の不調を整えるごはん」(家の光協会)など多数。
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