塩柚子
柚子(ゆず)を塩漬けにします。梅干し感覚で酸味のアクセント的に使ったり、薬味にしたり。塩と溶け合った汁も調味料として活用。香り高く、使い勝手も抜群です。
写真: 宮濱 祐美子
*全量
*全量
*室内におく時間は除く。
材料
(つくりやすい分量/約360g分)
- ・柚子 3コ(360g)
- ・粗塩 約50g
- *柚子の正味の重量の20%。
- ・塩 適量
つくり方
柚子は、柚子茶の1~3と同様に洗って四つ割りにし、芯と種を除く。重さを量り、重量の20%の粗塩を準備する。
消毒した広口の保存瓶(容量約600ml)に1の粗塩少々をふり、柚子約1コ分を入れる。粗塩、柚子を交互に重ねていき、最後に多めに粗塩をふる。
瓶の煮沸消毒法:大きめの鍋に保存瓶とふた、かぶるくらいの水を注いで沸かし、5分間煮沸する。取り出して自然乾燥させる。
瓶の底に粗塩をふり、柚子と重ねて入れると塩が溶けやすい。粗塩は上にいくに従って多めに。
表面にラップをぴったりとかぶせ、瓶に入る大きさの小皿など軽いおもしをのせる。ふたをして、塩が溶けるまで、室内のいちばん涼しい場所に4~5日間おく。1日に数回上下を返す。小皿とラップを除いて冷蔵庫で保存する。
●保存
冷蔵庫で約2か月間
このレシピをつくった人
コウ 静子さん
料理家である母、李映林さんの韓国薬膳を取り入れた日々の食卓や、2人のいとこが韓医学博士で韓医師と婦人科医という環境から、薬膳や韓医学を身近に感じて育つ。自身も国際中医薬膳師である。
TV、ラジオ、雑誌など多数のメディアで料理を提案しながら、自分自身と向き合い、日々の食卓を大切にすること。それは心と体を美しく豊かにしてくれるということを、料理を通じて伝えている。
講演、飲食店プロデュースや雑貨の提案も行っている。弟のコウケンテツさんも同じく料理家として活躍中。
著書に「野菜たっぷりの薬膳韓国ごはん」(大和書房)「症状別 体の不調を整えるごはん」(家の光協会)など多数。
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