柚子茶
柚子(ゆず)茶はお湯で割って楽しむ韓国の伝統茶。皮を薄皮ごと薄切りにし、生のままはちみつと混ぜるのがいちばん簡単で、風味が生きるおいしいつくり方。甘みと酸味を生かして料理にも活用します。
写真: 宮濱 祐美子
*全量
*はちみつを加えておく時間は除く。
材料
(つくりやすい分量/約600g分)
- ・柚子 3コ(360g)
- ・はちみつ 360g
- *柚子と同量
- ・塩 適量
つくり方
柚子はサッと水でぬらし、塩でこすり洗いをする。流水で洗って水けを丁寧に拭く。
表皮に傷があれば包丁で削り取り、四つ割りにする。
芯の堅い部分をそぎ取り、種を除く。
煮沸消毒した広口の保存瓶(容量600~800ml)に果汁を搾り入れる。皮は薄皮をつけたまま横に薄切りにして加える。
瓶の煮沸消毒法:大きめの鍋に保存瓶とふた、かぶるくらいの水を注いで沸かし、5分間煮沸する。取り出して自然乾燥させる。
はちみつを加えてよく混ぜる。柚子の皮がしんなりとするまで1〜2時間おく。1晩おくとさらに味がなじむ。
●保存
冷蔵庫で約1か月間
●活用法
柚子茶として飲むときは、カップに柚子茶大さじ1~2を入れ、熱湯カップ3/4~1を注ぐ。ジャムのように使ったり、料理にも。
はちみつを使うので、1歳未満の乳児には与えないでください。
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このレシピをつくった人
コウ 静子さん
料理家である母、李映林さんの韓国薬膳を取り入れた日々の食卓や、2人のいとこが韓医学博士で韓医師と婦人科医という環境から、薬膳や韓医学を身近に感じて育つ。自身も国際中医薬膳師である。
TV、ラジオ、雑誌など多数のメディアで料理を提案しながら、自分自身と向き合い、日々の食卓を大切にすること。それは心と体を美しく豊かにしてくれるということを、料理を通じて伝えている。
講演、飲食店プロデュースや雑貨の提案も行っている。弟のコウケンテツさんも同じく料理家として活躍中。
著書に「野菜たっぷりの薬膳韓国ごはん」(大和書房)「症状別 体の不調を整えるごはん」(家の光協会)など多数。
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