きょうの料理レシピ
小豆がゆ
一年の生活が始まるころ、小豆がゆを炊くのは、家族に悪いことが起こらないようにという願いです。小豆は洗って戻さない、そのままゆでられる便利な豆です。お餅とともに、塩または砂糖を添えていただきます。
写真: 澤井 秀夫
エネルギー
/330 kcal
*1人分
塩分/0.5 g
*1人分
調理時間
/60分
材料
(4人分)
- ・小豆 カップ1
- *全体備考参照。
- ・米 カップ1/2
- ・切り餅 4コ
- ・塩
- ・砂糖
つくり方
1
小豆は洗って水けをきり、鍋に入れてかぶるくらいの水(約カップ5)を加えて強火にかける。ひと煮立ちさせたらざるに上げ、ゆで汁は捨てる。
2
1を鍋に戻し、1と同量の水を加えて中火にかける。ひと煮立ちさせたら火を弱めて20分間ほどゆで、少し堅めにゆで上げる。
! ポイント
「食べられるけれど少し堅い」が目安。ここでは、前年にとれたひね豆を使ったが、新豆は、ゆで時間が短くなる。
3
2をざるに上げ、小豆とゆで汁に分ける(ゆで汁はとりおく)。米は洗って水けをきる。
! ポイント
小豆には、乾かないように固く絞ったぬれ布巾をかけておく。
4
ゆで汁に水を足し、カップ4にして鍋に入れ、米を加えて中火にかける。
5
沸騰したら小豆を加えてひと混ぜし、ふたをずらしてのせ、弱火で20分間ほど炊く。
6
おかゆを炊いている間に餅を焼く。
7
おかゆを好みの加減に炊き上げて火を止める。器によそって焼き餅をのせる。塩や砂糖を添え、好みの量をかけて食べる。
! ポイント
水分がヒタヒタになったら火を止めてさらりと仕上げ、煮えばなをいただくのがおいしい。
全体備考
【小豆】
浸水の必要のない小豆は、とても便利な乾燥豆です。秋に収穫された新豆と、貯蔵期間を経たひね豆とではゆで時間に差があるので、必ず食べて確認をします。
きょうの料理レシピ
2019/01/10
食べもののちから
このレシピをつくった人
土井 善晴さん
おいしいもの研究所代表。長年にわたる多様な食の経験から、和食文化の伝統を踏まえた一汁一菜を提案。新しい発想で料理を楽しくするきっかけをつくったと評価され、2022年度 文化庁長官表彰に選ばれる。各大学にて教授、講師も務める。
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