きょうの料理レシピ
根菜かやくライス
大分の郷土料理の“黄飯(おうはん)とかやく”を洋風に仕上げました。たっぷりの野菜にトマトを加えて、色鮮やかなトマトカレー風に。あじの干物でコクが出ます。
写真: 野中 元
エネルギー
/650 kcal
*1人分
塩分/1.7 g
*1人分
調理時間
/35分
*米を浸水させる時間、炊く時間、干ししいたけを戻す時間は除く。
材料
(2~3人分)
- ・米 180ml(1合)
- ・くちなしの実 (乾) 1コ
- ・木綿豆腐 1丁(300g)
- 【A】
- ・ごぼう 60g
- ・大根 25g
- ・にんじん 60g
- ・たまねぎ 50g
- ・鶏ひき肉 50g
- ・干ししいたけ (薄切り) 2.5g
- ・あじの干物 (焼いたもの) 1匹分
- ・塩こうじ (市販) 30g
- 【B】
- ・トマトの水煮 (缶詰/カットタイプ) 240g
- ・水 120ml
- ・細ねぎ (小口切り) 適量
- ・サラダ油 カップ1/2
つくり方
1
米は洗ってざるに上げ、炊飯器の内釜に入れる。通常の水加減をし、割ったくちなしを加えて30分間おいて、普通に炊く。
2
木綿豆腐は、熱湯で3分間ゆでてざるに上げる。干ししいたけは、水で戻す。【A】のごぼうは皮をこそげて約1cm角に切り、水にさらす。大根、にんじんは約1cm角に切る。たまねぎは粗みじん切りにする。あじの干物は骨と皮を除いて身をほぐす。
3
鍋にサラダ油を強火で熱し、中火にして【A】を順に加えてしっかり炒める。火が通ったら水けを拭いた豆腐を加え、へらでくずしながら炒め、塩こうじを加えて炒め合わせる。【B】を加え、沸いたら弱火で5分間煮る。1のご飯にかけて細ねぎを散らす。
! ポイント
野菜のうまみを引き出すようにじっくり炒める。
全体備考
【黄飯とかやく】
臼杵(うすき)市の郷土料理。お祝い時の赤飯のかわりに、黄色の色素をもつくちなしの実を使ったご飯が黄飯。かやくは野菜を主体につくられ、もともとは黄飯の上にかやくをのせて食べられていたそう。
きょうの料理レシピ
2018/10/23
つくろう! にっぽんの味47
このレシピをつくった人
梯 哲哉さん
大分のサービスエリアをはじめ、さまざまな店で腕をふるったあと独立。現在は、プロデュースを手がけた温泉宿内のレストランシェフを務め、専用の地獄釜でさまざまな料理を生み出している。
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