さけのムニエル
定番のムニエルも、基本をおさえてランクアップのごちそうに。皮は弱火で香ばしく焼いて、身は余熱でじっくり火を通す。これが「カリッとふわっと」を生み出す、シェフのコツ。
写真: 野口 健志
*1人分
*1人分
*さけに塩をふっておく時間は除く。
材料
(2人分)
- ・生ざけ (切り身) 2切れ
- *1切れ150g。
- ・春菊 70g
- ・レモン (くし形切り) 1/4コ分
- ・塩
- ・オリーブ油
- ・小麦粉
つくり方
さけに塩小さじ1弱(4g)をふり、冷蔵庫に1時間ほどおく。
下味をつけるとともに、余分な水けを出す。
付け合わせをつくる。春菊は葉と茎とに切り分け、茎はオリーブ油少々でサッと炒めて塩少々をふる。ボウルの内側にオリーブ油適量を回しかけ、葉を入れて混ぜて油をまとわせ塩少々をふる。炒めた茎も加え、全体を軽くあえる。
1のさけの表面に出た水けを紙タオルで拭き、小麦粉をまんべんなくまぶして余分な粉をはたく。
小麦粉は、あれば強力粉がよい。薄力粉の場合はダマになりやすいので、しっかりとはたく。
フライパンにオリーブ油大さじ1+1/2を入れ、さけの皮を下にして入れ、中火にかける。
皮が焼けてきたら、さけから出た脂と水分を紙タオルで拭き取る。弱火にして、オリーブ油少々を足す。
魚から出る脂や水分はくせがあるので拭き取り、新しい油を入れて焼く。
そのまま7~8分間、厚みがある場合は途中で立てて側面もゆっくりと焼く。皮がカリッとしたら裏返して火を止める。身側はそのまま余熱で2~3分間火を通す。
再度中火にしてオリーブ油少々を加え、フライパンを揺すってさけを軽く動かしながら温める。器に2の付け合わせを盛ってさけをのせ、レモンを添える。
休ませている間に出た水分を最後の加熱でとばす。
このレシピをつくった人
谷 昇さん
東京・神楽坂にあるフレンチレストランオーナーシェフ。2度フランスへ渡り修業し、帰国後、複数の店でシェフを務めた後に自身の店をオープン。応用しやすい自由なレシピと、歯切れよく明快な解説で人気を集めている。
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