米粉のキャロットケーキ
初めての人にもおすすめな、乳製品、卵、小麦粉なしでつくる、軽やかで程よい甘さのキャロットケーキです。生地やアイシングに使う水きり豆乳レモンがポイント。オーブン用の紙を折った型でつくるので、お菓子用の型もいりません。
写真: 新居 明子
*全量
*全量
*生地を冷ます時間は除く。
材料
(約12×約12×高さ約6cmのオーブン用の紙型1台分)
- 【A】
- ・米粉 (製菓用) 75g
- *うるち米を製粉したもの。製パン用は小麦グルテンなどを配合したものが多いので、100%米粉の製菓用を使用する。
- ・ベーキングパウダー 小さじ1
- ・重曹 小さじ1/2
- ・シナモンパウダー 小さじ1/2
- 【B】
- ・水きり豆乳レモン 50g
- *全体備考参照。
- ・きび糖 50g
- ・塩 1つまみ
- ・菜種サラダ油 50g
- *またはごま油(白)。
- ・コーンミール 50g
- *とうもろこしを乾燥させて粉末にしたもので、プチプチとした食感が出る。
- ・にんじん (すりおろす) 100g
- ・干しあんず 30g
- ・アーモンドスライス (ローストしたもの) 30g
- 【アイシング】
- ・水きり豆乳レモン 75g
- *全体備考参照。
- ・きび糖 25g
- ・塩 1つまみ
- ・菜種サラダ油 25g
- *またはごま油(白)。
下ごしらえ・準備
つくる前にしておくこと
1 干しあんずは粗く刻んでおく。
2 紙型をつくっておく(全体備考参照)。
3 オーブンを170℃に温めておく。
つくり方
ボウルに【A】の粉類を入れ、泡立て器で混ぜる。
別のボウルに【B】を入れて泡立て器で混ぜる。菜種油を少量入れて混ぜ、なじんだら残りの菜種油を加え、とろみがついて、油分が表面に浮かなくなるまで混ぜる。
2にコーンミールを加えてよく混ぜる。
3ににんじんを加えてよく混ぜる。
4に1の粉類を加え、手早く混ぜる。
ベーキングパウダーがレモンの酸に反応してふくらんでくるので、手早く混ぜる。
干しあんずとアーモンドスライスを加え、ゴムべらで手早く混ぜ合わせる。
天板に紙型をのせてから、6を紙型に流し込んで表面をゴムべらでならす。天板ごと軽く台に数回落として空気を抜く。
170℃に温めたオーブンで30~35分間焼く。生地の中央に竹串を刺して何もつかなければ焼き上がり。網に紙型ごとのせてしっかり冷ます。
【アイシング】をつくる。ボウルに水きり豆乳レモン、きび糖、塩を入れて泡立て器でよく混ぜ、きび糖を溶かす。菜種油を少しずつ加え、とろみがついて、油分が表面に浮かなくなるまで混ぜる。
8に9の【アイシング】をのせてゴムべらでならす。紙型を広げて取り出す。
この【アイシング】は固まらず、トロッと柔らかなまま。当日中のおいしいうちに食べきる。
◆水きり豆乳レモン◆
発酵なしの即席水きり豆乳ヨーグルト。水きりヨーグルトと同じように活用できる。
エネルギー:240kcal(全量)
塩分:0g(全量)
調理時間:10分(水けをきる時間は除く)
【材料】(できあがり200g分)
豆乳(無調整) 500ml
レモン汁 大さじ2
【つくり方】
1小鍋に豆乳を入れて弱火にかけ、35℃くらい(お風呂の湯よりぬるめの温度)に温める。火を止めてレモン汁を加え、混ぜる。固まってくるまで、5分間ほどおく。
★ポイント★
温度が高いとボソボソに仕上がるので注意。
2ボウルに重ねたざるに紙タオルを敷いて1を流し入れ、1時間ほどおいて水けをきる。
★ポイント★
レモン汁の酸で豆乳が固まり、水けがきれる。急ぐときはボウルなどでおもしをすると、30分間くらいで水けがきれる。
【メモ】
保存容器に入れて冷蔵庫で約3日間保存可能。
余りは、シリアルやフルーツグラノーラにかけて朝食に!
◆オーブン用の紙型のつくり方◆(できあがり寸法 約12×約12×高さ約6cm)
~包装紙などでつくる卓上折り紙箱と同じ要領で~
1オーブン用の紙を約25×33cmの長方形に切る。
2四つ折りにし、折り目が右と上になるように置く。
3左の角を広げ、三角形のように折る。裏返して反対側も同様に折る。
4左端を右端に重ねて面を変える。続いて両面とも両端を中心に向かって半分に折る。
5下の辺を2回折り上げ、反対側も同様に折る。
6折り上げた部分を開き、型にする。
このレシピをつくった人
白崎 裕子さん
神奈川県・葉山の海辺に建つ古民家にて、オーガニック料理教室「白崎茶会」を主宰。
小麦粉、卵、乳製品をつかわない、お菓子やパンのレシピを、日々、考案している。
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