煮しめ(白く煮る塩味)
煮物をつくるとき、いつも悩むのが塩加減。ご飯にぴったり合う煮物の塩分は、材料の重さのだいたい1.5% これを覚えて煮物上手に。
写真: 志民 賢市
*全量
*下準備の時間を除く
材料
(つくりやすい分量)
- ・にんじん 150g
- *下準備したもの
- ・かぼちゃ 200g
- *下準備したもの
- ・里芋 300g
- *下準備したもの
- ・厚揚げ 200g
- *下準備したもの
- ・れんこん 150g
- *下準備したもの
- 【A】
- ・塩 大さじ1(15g)
- ・砂糖 大さじ2(約20g)
- ・みりん 大さじ2
- ・だし カップ2+1/2(500ml)
- ・しょうゆ
下ごしらえ・準備
にんじん
1 皮むき器などで薄く皮をむき、1cmの厚さに切っておく。下ゆでの必要はなし。
かぼちゃ
2 皮をところどころむく。舟形に切ってからテーブルスプーンで種とわたをきれいに取る。わたの筋が残っていると、煮くずれの原因になるので、強めにえぐり取るとよい。食べやすい大きさに切り、薄い塩水に放してから、水けをきる。塩水につけると、身が締まって煮くずれしにくい。
里芋
3 洗って乾かしてから、皮を縦に一息にていねいにむくと、筋がついたようにきれいにむける。堅く絞ったぬれぶきんで強くぬめりをぬぐいとる。下ゆでしなくても、これで余計なぬめりは出てこない。小さければそのまま、大きければ二つから三つに切る。
厚揚げ
4 煮立った湯の中に入れて、さっとゆで、油抜きをする。湯をきり、50gくらいの大きさに切る。
れんこん
5 洗って皮を皮むき器などでむき、1~2cmの厚さに切る。酢水に放し、水けをきる。酢水には、色が変わるのを防ぐ効果がある。
つくり方
下準備を済ませた材料は、なべにきれいに並べ入れる。
材料の上から、【A】、続けてだしを注ぎ、ふたをして強火にかける。煮立ったら、なべの中心が静かに煮え立つほどの火加減(中火)にして30~40分間煮る。
煮ている間はなべの中をあまりいじらないので、材料をきれいに並べる。調味料もすべて加えてよい。だしで調味料を流すように加える。
野菜が柔らかくなったら、しょうゆ小さじ1を加える。一煮立ちででき上がり。
煮えたかどうか確かめるには、竹ぐしで刺すとよい。材料に直接かからないように、なべを傾けて香りづけのしょうゆを加える。
黒く煮た煮しめとあわせて食卓へ
煮しめ(黒く煮るしょうゆ味)
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